みなさん、こんにちは!ケアプラス今治の理学療法士の西田です!
梅雨が明けたと思えば連日の猛暑!夏本番ですね!35℃以上の日が続いておりますが、体調を崩されていませんか??
熱中症で運ばれたなんてニュースもよく耳にします。みなさん熱中症対策は欠かさずに!そうそうこの間のニュースでびっくりしたのですが、最近の小学生の中には水が味しないから嫌いという子が増えているとか!味のある飲み物が増えたからこそこういったことが増えているそうです。このニュースをきいてびっくりしました!これも時代ということですかね(笑)
熱中症対策のためケアプラス今治では、エアコンでの室温管理、水分摂取の推奨を徹底しています!デイサービスはあくまでも生活の一部ですが、いわば自宅に帰ってから活かせる模擬生活となる場だと考えています。
この時期の水分摂取ってとても大事ですよね?でも実際のところ高齢者の方はどのくらい水分を摂れているのでしょう?
ほとんどのご利用者様が1日1ℓに満たない程度しか水分(コーヒーやアルコールは除く)を摂れていない状態です。ニュースやSNSを見ていても高齢者だけでなく、若者も1日の水分摂取量が少ないようです。
人間の膀胱の尿量蓄積量は最大約500ml~800ml程、しかし250~300mlで尿意を催し、排尿します。仮に1回量250mlで午前3回、午後3回の計6回の排尿をしたとします。1.5Lの尿が排出されます。
では1L程度しか水分摂取しないにも関わらず、1.5Lの排尿がある…
これって大変なことだと思いませんか?ましてやこの時期は排尿だけでなく、発汗や会話による水分の蒸発など、水分は失われる一方ですよ!!!屋外にいれば汗や暑さで水分補給を行う人は多いでしょう。しかし、室内で過ごしやすい環境で生活しているとどうしても水分摂取がおろそかになってしまいます。
高齢者の方が水分を摂らない理由でよく聞くことがいくつかあります。
・のどの渇きお感じにくい
・トイレが近くなる
・コーヒーやジュースなどを飲む
・そもそも水分を取りたくない
など様々な理由があるようです。
これに対する対策としては、
1に対しては、乾いたと感じてからでは遅い(その時点で脱水状態)ので、時間を決めて水分を摂るようにする。(例:自宅では自分の手の届くところに水分を置いておく)理想では20分~30分に1口飲むようにするだけで体内の血管や臓器の働きを整えることが出来ます。
2に対しては、ただでさえ暑さで活動量・意欲が落ちていているので、トイレへの移動も運動の1つと捉えることが出来ますよね?私が利用者様に運動をお勧めする際に気を付けていることは、生活の一部に取り込むこと!!トイレに行くことは生活の一部です。新しい水分を取り入れることで、体内の古い水分と入れ替える。これは、健康にとても大事なことですよね!!毎日のお薬を飲むこともさることながら、それ以上に水分!!
3に対しては、理想はカフェインの入っていないお茶か水か白湯がいいのですが、スポーツドリンクなどで代用してみるのもいいですね!しかし、スポーツドリンクも高齢者の方には糖分が高かったり、余計に喉が渇きやすくなるのであまりスポーツドリンクだけで水分補給をするのはおすすめしません。なのであくまで1日コップ1杯・2杯程度にしておきましょう!
4に対しては、そもそも水分を取りなくないという人は1回の水分量は1口・2口でいいので回数を増やして飲む、水ではなくお茶や白湯にするなど飲み物を変えてみるなどしてみてはいかがでしょうか?
さて、前置きが長くなりましたが、このような時期にあってもケアプラス今治のご利用者様は元気に来所しリハビリに取り組んでおられます。その中で今回紹介させて頂きます。
今回ご紹介するご利用者様は交通事故で右肩と右手首を負傷、来所当時は右上肢を挙げられず、右手の巧緻運動が思うように出来ない状態でした。しかし、ご自宅でも簡単に出来るリハビリグッズをプレゼントさせてもらい、定期的に経過観察を入れながら継続的にリハビリを続けて頂いておりました。
まずはゴムボールを用いた握力強化です。段階的にボールの固さを変えて行って頂いたところ、測定で当初5~6キロだった握力が、現在は10~12キロにまで向上しました!これにより、少し重い箱などの荷物や、調理の際に使用される包丁を不安なく握れるようになったとのことです!
もう一つは、ヘッドスパを使用することによる上肢挙上訓練です。見ての通り、しっかりと頭まで届かせることか出来ています!上肢が挙がるようになって、高い所の物に手が届くようになったとのことです!
今回のご利用者様はリハビリへの意欲が高く、提案したリハビリを次々に実行し、目に見える成果を出されました。
ケアプラス今治では、ご利用者様の「出来る」ことを増やし、日々の生活の中で「出来る」ことを増やすことを目的としたリハビリを行っています。この記事を見て興味を持たれて見学・体験をしたいと思った方は、ケアプラス今治にご連絡下さい。
以上、ケアプラス今治の理学療法士の西田でした。また次の機会にお会いしましょう!