日中の風も冷たくなり、樹木も紅葉が綺麗な時期に入りました。
日没も早くなったので、太陽が出ている時間は十分に活動して寒さに備えていきましょう。



ところで、ご高齢の方の体温を測ると、具合が悪い訳でもないのに37度台の微熱が出ているということがあります。
「朝、家で計ったらなんともなかったのに・・おかしいね」
と言われる方には、厚着をされていて熱がこもっていることがよくあります。
室内に適した着衣に調整し、再度計りなおすと平熱で何事もなかった・ということで安心するのですが・・
今回は『こもり熱』についてお話ししたいと思います。
高齢者は体温調節機能の低下により、厚着や布団の掛けすぎ、暖房の効きすぎ等によって、身体に熱がこもり微熱が出ることがあります。
※室温などの環境を改善しても平熱より1 ℃ 以上高い場合は「発熱」と考え、ほかの症状がないか確認しましょう
体が熱くなると熱は体外に放散されます。それでも追いつかないと汗をかきます。
これは体内の熱を汗に乗せて体外に捨てるだけではなく、かいた汗が蒸発する時に体から大量の熱を奪っていってくれます。
と、このように・・身体は暑いと判断すると『汗をかく』事で体温を調節します。
しかし、体内から水分が減ってしまうと汗の出る量が少なくなり、熱の放出が抑制されてしまい、熱が体内にこもってしまうのです。
年齢を重ねると徐々に体内の水分量が減って行きます。
そのため、軽い脱水でも汗の出る量が減ってしまい結果的に熱がこもってしまうのです。
暖房が効いた室内、入浴後、運動時・・・体温が上がります。
脳は、体の内側に溜まった熱を放散して通常の体温を保とうとしますが、『厚着』をしている方は(脱水傾向の方も)、この上がり過ぎた熱を放散することができません。
気付かぬうちに頭痛やめまい、吐き気、意識障害等の症状を引き起こす原因となりますので、普段から重ね着を習慣づけないよう、「高齢者の方自身は暑さ寒さに対しての感覚が弱まっている」ことに気付いて、周りの方が声を掛けて注意してあげるようにしましょう。
こちらのデイでも、室内に入ってからも上着を脱ごうとされない方、肌着を何枚も重ねて着ている方、ニットやダウン素材の重ね着など、様々なパターンの厚着の方がいらっしゃいます。
「寒いから」と思い込んでる方が多く、声を掛けていざ脱いで頂くと「寒くないことに気付く」・・という感じです。
これは高齢者だけに限らず、子供や、心臓病、糖尿病、高血圧、腎臓病、精神神経疾患、皮膚疾患などの持病を持っている方も体温調節機能の乱れの原因となることがありますので注意して頂ければと思います。
みなさん、これからの寒い時期、風邪やインフルエンザにも十分注意して過ごして下さいね。
それでは次回もどうぞ宜しくお願い致します。
























