皆様こんにちは、ケアプラス三津の看護師です。
新しい年を迎え、皆様にとって2025年が希望と成長に満ちた一年となることを、心よりお祈り申し上げます。
さて、冬のシーズンになると恐いのが感染症ですよね。特に今シーズンはインフルエンザ、新型コロナウイルス、マイコプラズマ肺炎といった感染症が全国で猛威を振るっています。高齢者や慢性の持病を持っている方は重症化する恐れがあります。そこで今回は、感染予防の3原則についてお話させていただきます。
【感染予防の3原則】
1 感染源の排除(感染源の原因に近づかない、触れない)
ショッピングセンターや繁華街などの人混みで感染することも多いため、流行している時期は、不要な外出は避けたほうが安心です。やむを得ず出かける場合は、なるべく短時間ですませましょう。
2 感染経路を遮断(うがい、手洗い、マスク、咳エチケット)
体内に病原体を入れない知恵としてまず知っておくべきことは、手(指)を介して感染症が拡大する可能性が高い、ということです。病原体のついた指を無意識に目、鼻、口に持っていくことは感染の機会、危険性を増すことにつながりますので注意が必要です。家の中で手・指がひんぱんに触れるもの(リモコン、ドアノブなど)については掃除の際によく拭いておくこと、こまめに手洗いを励行すること、日常的にマスクを着用することで感染の機会を大幅に減らすことが可能です。頻繁にうがいを行うこと、食品の衛生管理に努めることも、感染経路を断つ簡便かつ有効な手段といえます。
3 抵抗力を高める(十分な栄養と睡眠、ワクチン接種)
抵抗力を高めるとは、体内に侵入してきた病原体と対等に戦える力を日常的に養っておくこと、と言い換えられます。日頃から栄養バランスや適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送り、疲れを残さないような身体を作っておくことなどが方法として考えられます。
他にも、空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。こまめな換気も大切です。
感染症の流行期に備えてワクチンをあらかじめ接種しておくことも一つの手段です。ワクチンを接種してから抗体がつくられるまでに約2週間かかります。インフルエンザが流行するのは、毎年12月から翌年の3月ごろまでなので、流行時期を迎える前に、早めに接種しておきましょう。
日頃から感染症予防に努め、健康で元気な毎日を送れるようにしていきましょう!!