みなさまこんにちはケアプラス西条の看護師です。
あたたかな春の風が心地く、外に出るのが楽しみな季節になりましたね。
様々な花が咲き、草花が芽吹くこの時期は、心も自然とやわらぎます。
そんな春の中で、ふと感じる小さな変化に気づくことはありませんか。
今回は物忘れからはじまる気づきについてお話したいと思います。
「何を取りに来たんだっけ?」
「さっき聞いたことを、もう一度聞いてしまった」
こうした物忘れは、誰にでもある身近なものです。
年齢とともに自然にみられることも多く、心配しすぎる必要はありません。
ですが、その中には、少し気にかけておきたい変化が含まれていることもあります。
少し気になる変化の段階として日常生活はこれまで通り送れているけれど、
「少し忘れっぽくなったかな」と感じることが増えてきたな…。
そんな状態は、医学的にはMCI(軽度認知障害)と呼ばれることがあります。
大きな支障はないものの、記憶力や考える力に、ほんの少し変化がみられる段階です。
この時期は見過ごされやすい一方で、これからの過ごし方を考えるうえで、とても大切なタイミングでもあります。
それでは認知症との違いはどのようなものになるのでしょう?
認知症になると、物忘れの程度が強くなり、生活に影響が出てきます。
同じことを何度も繰り返してしまったり、時間や場所が分からなくなったり、これまでできていたことが難しくなることもあります。
一方でこの段階は、「少し気になる変化はあるけれど、生活は保たれている状態」です。
この違いを知っておくことで、早めの気づきにつながります。
春だからこそできること
春は、体も心も動かしやすい季節です。
あたたかな日差しの中をゆっくり歩いたり、花を眺めながら会話を楽しんだり、
好きな歌を口ずさんだり。こうした時間が、脳にやさしい刺激を与えてくれます。
特別なことではなく、「楽しい」「気持ちいい」と感じる時間を大切にすることが、予防への一歩になります。
ケアプラスでは、体操やレクリエーションに加えて、学習療法にも取り組んでいます。
簡単な計算や音読などを、スタッフと一緒にゆっくり行うことで、脳に心地よい刺激を与えていきます。

難しいことをするのではなく、「できた」「楽しい」と感じることを大切にしています。
また、学習療法は、認知機能だけでなく、人との関わりや会話のきっかけにもなり、笑顔につながる時間にもなっています。


物忘れからはじまる小さな変化。
それに気づくことは、とても大切な一歩です。
春のやさしい時間の中で、無理をせず、自分らしく過ごしていきましょう。
これからも皆さまが安心して過ごせるよう、私たちも寄り添ってまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。