皆様こんにちは。
ケアプラス宇和島 理学療法士の松本です。
5月も中旬を過ぎ、日中も心地よい風が吹き、少し暑いと感じる時期となりました。利用者様の中にも半袖で来所される方もちらほらと拝見されています。
僕も日中は半袖で過ごしています。しかし朝晩はまだまだ寒く、日中との寒暖差もあります。皆様も体温調節には十分気を付けていきましょう。
今回は、身体のアライメント(体の姿勢)が悪く、背筋が曲がっていることにより、自宅までの階段昇降動作や日常生活動作に影響を及ぼしている利用者様をご紹介いたします。
ケアプラスでは利用者様の姿勢の状態を撮影し、分析できるAIチェックリハビリを実施しています。それにより、利用者様の姿勢の状態の把握、それに応じたリハビリプログラムを作成し、利用者様1人1人に応じたリハビリを提供しています。
今回の利用者様の以前の写真がこちらとなります(写真1)。杖歩行で移動していることや、自宅までが階段であることで杖の依存度が高くなり、右肩が上方へ傾いていることがこの写真からわかります。
また杖で突っ張るような姿勢となっているため、骨盤の前後も傾きもあり、背筋が起きていないような姿勢となっています。
(写真1)※2月初旬の写真
リハビリとしては、肩~肩甲帯にかけてのリラクセーション・下肢の筋力訓練を主に実施し、姿勢の改善に努めています。この写真を撮影してから3か月経過し、継続してリハビリを実施していきました。その後の写真がこちらとなります(写真2)。
(写真2)※5月中旬の写真
日々のリハビリにて、杖を持っている右肩の上方への傾きが軽減していることがわかります。本人様自身も、「下にあるものがとれるようになった」等のお声もいただき、上肢の可動域の向上にもつながっています。
このようにケアプラス宇和島では、個々の目標に応じたリハビリをご利用者様1人1人に対してご提供させていただいております。リハビリだけでなく、相談員・看護師・介護士等と共に連携をしっかりしていき、確実により良い施設を目指しています。
これからも心頭体に対してご利用者様にしっかりサポートさせていただきます。この記事を読んで興味を持たれた方は、体験も随時承っております。