皆さん、こんにちは!ケアプラス理学療法士の宮中です。
最近、30度越えの日が続いておりますが、体調は崩されていないでしょうか。7月も残り僅かとなり、今年も折り返しにきております。この上半期はケアプラスにとってもマルチタスクトレーニングが導入され、皆様と共に歩んできた半年間でもありました。
そこで今回は、この上半期で得られたマルチタスクトレーニング効果について利用者様の声と共にお届けできたらと思います。
ちなみに効果検証にあたっては利用者様にはマルチタスク体操や、個々で計算・ストループ歩行、ストループエルゴExなどをリハビリの一環として行って頂いております。
では、お一人目のS様。
定期評価ではスタッフ帯同の下、5m計算歩行とトレイルメイキングテスト(以降、TMT)を行って頂きましたが、2月頃の計算歩行は13秒40だったものが5月頃では13秒20、TMTでは1分37秒41だったものが、5月時点では1分20秒74と時間短縮が図れておりました。またS様からは「最近、脚の動きがよくなってきたのは、このおかげやろうか」などのご意見も頂き、自覚症状にも変化が現れているようです。
次に二人目のT様。
「よくわからん。みんながやりよるけんな。転ぶのは恐いけんしよる。」と仰っていたT様も2月頃は10秒09だった計算歩行が5月には8秒21に、TMTも1分41秒38だったものが5月では1分32秒88に時間短縮が図れております。
TMT評価では、このように1~25番まで線で結んでいきます。う~ん、次の数字は・・・
このように課題遂行における時間短縮は他利用者様にも現れており、高齢に関係なくトレーニングすればいろいろな事に注意を向け、行えるようになるという事が証明されております。
またマルチタスクの当初の目的は従来の体のみのリハビリ概念を払拭し、頭と体を同時に使うことで認知症予防や転倒予防、注意障害改善などを期待するものでした。しかしふたを開けてみると、マルチタスクトレーニングを通して頭をひねりながらも楽しんで取り組んで頂く事ができ、予想以上に利用者様からもご好評をいただきました。この反響は声として様々な利用者様からも頂いておりますが、またの機会にご披露できればと考えております。
ケアプラスでは残り下半期も新たな体制として今月よりマルチタスク体操を一新させております。
さらなる要素を盛り込んだ内容で利用者様の心と頭と体を「うきうき」「わくわく」させられるよう努めて参ります。
またスタッフ一度、これからも利用者様にとってよりよいものをお届けできるよう、進化し続けるケアプラスであり続けたいと思っております。
リハビリは継続性が求められます。 毎日を快適に送るためにも出来るだけ早めに規則正しく体を動かす事が必要です。
将来を見据え、私共の「心頭体の一体トレーニング」を体験し今日よりプラスの明日をご体感ください。