実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り 作業療法的アプローチとして・・・ 大洲だより 2022年05月19日

    ケアプラス大洲、作業療法士の菊池です。

    最近、日中は暖かくなってきましたが、皆さん体調管理は大丈夫ですか?

    今回は高次脳機能に対するリハビリについてケアプラス大洲で行っている取り組みについて報告します。

     

    以下の写真は点つなぎを用いた注意力克服を狙ったリハビリになりますが、実施時は時間を計りレベル(点の数)を上げながら行いました。

    レベル1が1から20、レベル2が1から50と点の数を増やしていきました。

     

    はじめは指示を入れないとできないことが多々ありましたが、1か月ぐらい経つとレベル1では指示なしで行うことができるようになりました。

    しかしレベル2以上となるとやはり時間はかかりますが、何とか最後まで集中して行えております。

    今後も速度正確性が向上していることが確認できればレベルを上げて利用者様の注意の分配の向上を図りたいと考えております。

     

    ボディーイメージをつかむ訓練に関しましては、仰臥位にて実施しています。

    麻痺側を私が様々な方向へ動かし、それを開眼時5回非麻痺側で触っていただき、閉眼時にも同様に行っていただきました。

    開眼時に比べて精度は落ちますが、手探りで触る時もあればすぐに触ることができることもあります。

    今後も閉眼時で5回ともすぐに麻痺側を触れることができるように継続してリハビリを実施していきます。

     

    声かけに関しましては車いす走行時、平行棒内歩行時にて麻痺側を注目できるように声を掛けており、徐々に麻痺側を目でみて意識することができています。

    また、ケアプラス大洲では簡単に高次脳機能に対しての訓練を実施できるようにするため空いた時間で3種類の机上リハビリを行えるように準備しております。

    本リハビリが気になった方は、ぜひ、スタッフまでお声かけ頂けたら思います。これからもケアプラス大洲をよろしくお願いいたします。