皆様、こんにちは。ケアプラス垣生、柔道整復師の越智です。
姿勢測定評価をもとに今回は座位に着目し、生活動作に変化が見られた方の紹介をします。
食事、排泄時、入浴時、塗り絵するなど座位で行う動作は様々だと思います。
安定した座位姿勢とはどんな状態か皆さんはご存じですか?
足底、大腿部の裏面から座骨が作る面を支持基底面と言い、その中に重心から下ろした線が(座位時は胸付近にある)支持基底面と交わる点、
圧中心点というものが収まっています。
安定して座るためには支持基底面を広くしてその中心付近に圧中心点がくるよう配慮するといいです。
お辞儀をすると椅子から立ち上がりやすくなるのは支持基底面や圧中心点が関わってくるからです。
今回紹介する利用者U様の座位姿勢の状態です。



全体的に理想的な姿勢であると評価されています。横から見た姿勢は頭が前に出ており、猫背姿勢になっています。
そのため、U様は首や肩周りに負担が掛かり腕が上がりにくく食事の際も遠くにあるおかずが取れないと言われておりました。
この評価をもとに首から肩甲帯周囲のリハビリを強化し、さらにスリング・平行棒内歩行時に体幹筋やバランスを鍛えることで骨盤の歪みや前傾姿勢を改善し、
鏡で姿勢を確認する意識付けの指導も行いました。以前、お渡しした食事動作の改善に繋がるご自宅リハビリパックの強化も行いました。

こちらはリハビリ前の状態です。勢いをつけないと左右の腕が上がりにくく、引っ掛かりが見られました。

こちらはリハビリ後の状態です。左右差は少しありますが先程の写真と比較すると腕が上がり引っ掛かりも軽減されています。
遠くのおかずに手が伸ばせるようになり、首や背中がかゆいときに手が届くようになったと言われておりました。

食事の際の対策としてお膳全体が見え遠くにあるおかずが取りやすくなるよう箱を置き、角度や高さを調節しております。
U様のように同じようなことが考えられる他利用者様に活用し、より良い食事動作へと繋げていけたらと思います。