実績報告
  • ケアプラス垣生 看護師便り~熱中症とクーラーの使い方~ 垣生だより 看護師だより 2020年07月31日

    皆さま こんにちは。ケアプラス垣生 看護師です。

    いよいよ夏本番といった暑さが続くようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

    今日は熱中症とクーラーの使い方についてお話したいと思います。

     

    ≪室内でもなる熱中症!≫

    熱中症は外に居る時だけではありません。ある県が調べたところによると、熱中症で救急搬送された人のうち、発生場所は住宅等居住場所が全体の37.5%と最も多かったそうです。熱中症は屋外で発症するイメージが高いですが、一番多く発症しているのは室内で、お子様や高齢者の方の多くが屋内で熱中症を発症しています。

    ≪どうやって防ぐ!?≫

    お子様や高齢者の方に発症リスクの高い室内の熱中症を防ぐには、エアコンを使って上手に室温をコントロールすることが大事と言われています。

    ≪温度設定は何度が良いの?≫

    環境省が目安としている室温の目安は28℃となっていますが、冷房時の外気温や湿度、「西日が入る」等の立地や空調施設の種類等の建物の状況に合わせて、無理のない範囲で冷やし過ぎない室温管理の取組を、と呼びかけています。単純なことではありますが暑いと感じたら設定温度を下げる。これが一番大切になってきます。

    ≪クーラーは使用する時だけスイッチオン?≫

    連日、高い気温が続くような時期は、頻繁にエアコンをオン・オフするのではなく、できるだけ連続使用した方がむしろ節電になることが多いです。エアコンは室温が高い状態から冷却して設定温度まで下げる時にもっとも電力を消費するからです。1時間程度の外出時であれば、連続使用した方が節電になりますし、もっと長い時間でも状況によっては節電になる可能性が高いです。理由としては、エアコンを切って部屋の温度が上がってしまうと、部屋内にあるあらゆるものの温度が上がってしまい、再度エアコンを入れてそれらまで冷却するためにかなりの電力と時間を消費することが考えられます。(ちなみに輻射熱:ふくしゃねつと言います)

    ≪一工夫でより過ごしやすい環境づくり。≫

    窓からの直射日光も室温や体温を上昇させ、熱中症を引き起こします。エアコンを使う部屋の窓は、カーテンやすだれ、ブラインドなどで日差しを防ぐこともより効果的と言えるのではないでしょうか。

    その他には、サーキュレーターや扇風機を天井に向けて回し、空気を循環させることで涼しさのムラをなくし、体感温度が下がり、快適に過ごすことができます。

    いかがでしたでしょうか?

    もちろんクーラーを使用することが苦手な方もいるかとは思います。ご自身の体を冷やす、のではなく。熱くなっている部屋を冷やす、と捉えていただけたらクーラーも使用しやすくなるのではないでしょうか?その他には夜間の眠っている間の水分補給なども熱中症対策にとっては必要となってきます。枕元にコップ一杯分の水分を置くなどをオススメしております。

     

    ケアプラス垣生では皆様の健康面等で何か不安なことがあればいつでも相談に応じております。どうぞお気軽にご相談くださいね。

    最後に少し涼しげなお写真を載せてみます。

    紫陽花を浮かべた花手水鉢です。いかがでしたでしょうか?

    それでは次回のブログでお会いできるのを楽しみにしております。