みなさまこんにちは!ケアプラス北宇和島の看護師、山本です。
朝、晩の冷え込みも厳しくなりこれから冬本番という感じですが、みなさま体調はお変わりありませんか?風邪やインフルエンザも流行っておりますので予防対策もしっかりとお願いします。
さて今回は、その予防対策の一つである「うがい」について少しお話をさせてもらったらと思います。
感染症を予防する方法で手洗いと共に励行されているのが「うがい」です。
この「うがい」にも正しい方法があることを、みなさまご存知でしょうか?
また「緑茶や紅茶でうがいをすると良い」とか「イソジンでうがいをすれば良い」とよく聞きますが、それって本当でしょうか?
今回は、感染症を予防する「正しいうがい方法」についてご紹介いたします。
◆うがいにはどれくらい「感染症予防の効果」があるの?
うがいは、本当に感染症予防に効果があるのでしょうか?
人の喉には、細かい繊毛と呼ばれる毛と粘膜があります。口から入ってきたチリやホコリ、病原性の微生物をまず粘膜がキャッチしてくれます。そのあと、この繊毛の運動で体の外に微生物を追い出します。喉がイガイガして咳をする時も、この繊毛が働いています。うがいをすることで、繊毛や粘膜についたチリやホコリ、微生物を体外に出す効果があります。また、うがいによる刺激で血行を促進したり、喉に潤いをもたらす効果が期待できます。

◆うがいの前にまず口だけをゆすぐのがコツ。正しいうがいのポイント3つ!
◇うがいをする前に口だけをブクブクとゆすぐ
外から帰った後は口の中にもチリやホコリ、感染性の菌がいる可能性があります。
まずは、口のみをブクブクとゆすぎましょう。
◇最低でも3回はうがいをする
口をゆすいだら、ここでうがいをします。うがいは一度では効果が薄いとされているため、最低でも3回は行いましょう。
うがいをする時間は特に決まっていませんので、自分が良いかなと思うタイミングで大丈夫です。うがいをする時には「おー」や「ガラガラ」と発音しながら行うとより一層、効果が得られるとも言われています。
◇コップは常に清潔に!
当然のことですが、うがいが終わったらきちんと洗い、家族間でのコップの共有も避けましょう。
お茶、塩、うがい薬・・・。うがいにプラスするもの、これってOK?
うがいをする時は、もちろん水のみでも十分効果を発揮します。でも「緑茶でうがいをすると良い」とか「うがい薬でうがいをすれば良い」などとよく聞きますよね。
予防のためにプラスすると良いもの、そうでないものってなんでしょう?

◆風邪予防のうがいに効果的なのは緑茶と紅茶
風邪の予防には、緑茶や紅茶でうがいをすることは効果的です。
まずは、緑茶。
日本だけでなく世界でも緑茶と医療に関係する研究が行われており、それによると緑茶に含まれるカテキンはウイルス粒子を凝集させる作用があり、それによって感染力を失わせる効果があるようです。もちろん風邪をひいてしまうと効果がないのですが、予防としての使用はおすすめとのことです。
次は、紅茶。
紅茶に含まれるテアフラビンも、緑茶のカテキンと同じ効果があるとのことで、うがいへの使用は効果的とされています。
◆塩水でのうがいは予防だけでなく発症時にも効果的
緑茶や紅茶と同じく感染予防のうがいに効果的なのが、塩水でのうがい。また、塩水は症状を発症した後でも効果があります。
塩には抗菌作用、脱水作用があるため、緑茶や紅茶と同様にウイルスに対する抗菌作用があるのはもちろんのこと、炎症を起こしている喉に対してはこの脱水作用を利用してウイルスを炎症部から取り除く働きがあります。そのため、炎症を起こして痛みがある喉にも効果があります。塩水でうがいをする時は、500ミリリットルのぬるま湯に対して小さじ一杯程度の塩が適量です。
◆殺菌作用のあるうがい薬は予防としての使用はおすすめできない?
イソジンなどのうがい薬は市販薬としては有名で、幼少のころから馴染み深い人が多いと思います。病院でもらえるイソジンやアズレンといったうがい薬は、医薬品であるため強い殺菌作用を持っています。口や喉にはもともと常在細菌といって体外からの菌から体を守るための菌がいます。
イソジンやアズレンを使用してうがいをすることで、この常在細菌のバランスを壊してしまうため、予防としての使用はおすすめできないというわけです。
ただし、風邪の症状を発症し、医師から処方がでているのであれば風邪が治るまではしっかりと使用するようにしましょう。

いかがでしたか?うがいと一口で言っても意外と奥が深いものですね。
今日から、感染予防を意識したうがいを始めてみてはいかがでしょうか。
それではみなさま、次回も宜しくお願いします。