こんにちは、ケアプラス垣生の神崎です。
梅雨が来るのが今年は異常に遅いですね。ダムの水も減っておりますが、脱水にならないよう小まめな水分補給をしてくださいね。
アルコールは水分補給にならないのでご注意くださいね。
今回はリハビリが主体で行ったイベントを紹介していきます。
正しい呼吸法でQOL向上をというのが今回のイベントのタイトルです。
目的は、息を吸うときに使うのが吸息筋、息を吐くときに使うのが呼息筋で、これらがこり固まると呼吸する力が落ち、肺機能も衰えていきます。
生活動作を行う際に疲れにくく行えるよう、肺機能の改善を図ります。
人間の身体は、動かさなくなればなるほど、少しずつ衰えてきます。
加齢とともに買い物や散歩の最中に息苦しさや息切れを覚えるようになると、体を動かすこと自体が億劫になり家に引きこもりがちになります。状態が悪化すると、最後は寝たきりになる場合もあります。間接的に呼吸機能の低下は体全体の機能低下につながる可能性が考えられます。
そうした負のスパイラルを断ち切り、健康を維持するために呼吸器の運動機能を向上・改善させることです。
正しい呼吸法の取得
常に質の良い呼吸を行い、体内の換気能力の向上を目的とした正しい呼吸法を習得します。
一つ目は「腹式呼吸」です。横隔膜を使いお腹から呼吸することで、一度の換気量(呼吸によって得られる空気の量)が増加し、効率的に無駄なく呼吸できるようになります。二つ目は「口すぼめ呼吸」です。
口すぼめ呼吸を繰り返すことで気道を拡張し、息を吐きやすくします。
〇腹式呼吸の方法
1. 仰向けに寝て、片手を腹部、もう一方の手を胸部の上に置きます
2. 「1、2」とゆっくり数を数えながら鼻から息を吸います。そのとき、腹部が吸った空気で持ち上がるのを意識してください
3. 「3、4、5」とゆっくり数を数えながら、今度は口から息を吐いていきます。そのとき、腹部を軽く押さえながら息を吐いていってください
〇口すぼめ呼吸の方法
1. 腹式呼吸と同様、「1、2」とゆっくり数を数えながら、鼻から息を吸います
2. 「3、4、5、6」とゆっくり数を数えながら、吸ったときの倍の時間をかけて、ゆっくりと息を吐いていきます。
その際、ロウソクなどの火を消すときのように口をすぼめてください。
二つの呼吸法を毎日訓練しながら、腹式呼吸を身に付けます。
肩の呼吸筋ストレッチ
鼻からゆっくり息を吸い、肩を徐々に上に上げる。口からゆっくり息を吐き、肩を下ろす。これを1セット×3回。次に、鼻からゆっくり息を吸い、肩を徐々に上に上げる。口からゆっくりと息を吐き、肩を後ろに回しながら下ろす。これを1セット×3回行う。
背中の吸息筋ストレッチ
両手を腕の前で組み、口からゆっくり息を吐く。鼻からゆっくりと息を吸い、両手を前に伸ばし、ひざを曲げながらやや前傾姿勢に。口からゆっくり息を吐きながら、両手を胸に引き寄せていく。これを1セット×3回行う。
●胸の吸息筋ストレッチ
両手を後ろに組み、鼻からゆっくり息を吸う。あごを上げてゆっくり口から息を吐き、組んだ手を斜め後ろへ伸ばす。
鼻からゆっくり息を吸い、手を腰へ引きつける。これを1セット×3回行う。
胸と背中には、脊柱起立筋肉など『姿勢を保つ』ことに繋がる呼吸筋が集中しています。ここをストレッチすることで立ち姿が美しくなり、心肺機能も高まる。
いわば“体が若返る”のです。また、ゆっくりとした呼吸には、脳の情動をつかさどる『扁桃体』を安定させる働きがあることもわかっています。
精神不安や不眠症を解消し、血圧を下げる効果も期待できます。
このようにケアプラス垣生では様々なイベントを行っております。
興味のある方はご連絡お待ちしております。