皆さんこんにちは。
ケアプラス垣生、柔道整復師の越智です。
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
水分補給をしっかり行い熱中症予防しましょう!
手洗いうがいもしっかり行い引き続き感染対策していきましょう!
今回は姿勢評価を用いた方で姿勢評価の変化があった方をご合紹介します。
ご紹介する利用者様のT様は自宅内の転倒により尻もちをつき仙骨骨折となりその後も転倒が続きR7年5月より利用開始になった方です。
初回の姿勢評価の写真ではE判定32点。胸・腰の位置は左に傾き肩は左に挙上しています。
また、重心の位置は左前方に位置し左半身に負担が掛かりやすくなっています。利用開始時は膝折れやふらつきなど著明に見られました。その為、重心移動が上手く行えず関節の動きの悪さや全身の筋力・バランスの低下が考えられます。デイ内では歩行器を使用して移動を行っていますが転倒しないよう腕や肩に力が入っている為、肩甲帯周辺の硬さも認めました。


姿勢評価をもとに全身のバランス向上を図る為スリングリハビリ、下半身をより鍛える為エアロバイクを15分、腹筋やハムストリングスも硬いと考えられる為ハムストリングスを中心としたストレッチや腹筋・背筋のトレーニングを無理のない範囲で自宅でも行うよう指導しました。歩行訓練では平行棒内での歩行練習に加え、足底感覚とバランス能力の強化を目的にバランスパッドを使用しました。また歩行練習の際に鏡を利用し腰を起こした姿勢の意識付けの助言を続けました。ご自宅でも足底感覚の訓練を行えるようご自宅リハビリパックを使って訓練を行い資料も一緒にお渡ししました。

このような訓練を行い3か月後に再度姿勢測定しました。
C判定 56点。点数が24点伸びています。3か月前と比べると上半身の傾きが少し改善された姿勢になっています。また、左挙上していた肩・腰の高さの左右位置ずれが改善されています。また重心の位置は理想的な正中に近い位置になっています。
ふらつきや膝折れや肩甲帯周辺硬さも認めた為、筋力強化など行い全身の筋力・バランス向上により柔軟性も見られ姿勢評価の向上に繋がったと思います。
バランスパッドを使用した歩行訓練やご自宅リハビリパックの継続によりバランス能力が向上し立位・歩行時のふらつきも軽減し安定した歩行へと繋がり現在は杖を使用しています。


今後も、この姿勢評価を用いて、さらに良いリハビリが提供できるよう利用者様と情報共有を行い、経過を追っていきたいと思います。
このようにケアプラスでは利用者一人一人の生活課題や姿勢など悩みにあったリハビリテーションが提供できるようにスタッフ一丸となって取り組んでおります!
気になるという方は是非見学や体験利用をお待ちしております!