皆様、こんにちは。ケアプラス垣生、看護ブログです。
新しい年になり、皆様と元気に新年のご挨拶ができ、とても嬉しく思います。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、とても寒い日が続いていますが、しっかり水分は摂っていますか?先日、祖母と電話をしていたら、「寒いし何回もトイレに行きたくないからあんまりお茶飲んでない。」と言っていました。みなさんの中にも同じように思われている方が多いのではないでしょうか。冬場の倦怠感や手足の冷えといった体調不良は『かくれ脱水』が原因かもしれません...
『かくれ脱水』とは自覚のないまま水分が失われている脱水症の一歩手前の状態です。脱水症は1年を通して危険性があり、生じやすい時季は「夏」と「冬」です。夏は喉の渇きで水分不足を自覚しやすいものの、冬は空気の乾燥によって呼気や皮膚から水分が蒸発する「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」が増えるため、気づかぬままに水分が失われます。かくれ脱水は水分補給によって改善しますが、高齢者はその状態から元に戻る力が弱く、本格的な脱水症へと進行してしまいます。また心不全や高血圧の持病がある人は、体の外に水分を出す薬を服用しているため要注意です。ここからは冬の脱水症の予防と対策をご紹介しますね。
☆小まめに水分補給をする!
喉の渇きを感じていなくても、意識的に小まめな水分補給を心掛けましょう。就寝前にコップ一杯の水を摂取することで、睡眠中の脱水予防につながります。ただし、水分の摂りすぎには要注意です。水分補給は大事な一方で、過剰摂取は水中毒を発症し命に関わることもあります。水中毒とは水分の大量摂取で血液中の塩分濃度が下がり過ぎて不調が起きている状態です。
☆室内の湿度を上げる!
乾燥によって湿度が下がる冬は、加湿器を使って湿度を50~60%程度に保ちましょう。洗濯物や濡らしたタオルを室内に干したり、水を入れたコップを部屋に置いたりすることも乾燥予防に効果があります。
☆肌からの水分蒸発を防ぐ!
保湿クリームで肌を保湿したり、露出の少ない服装で、肌から水分が逃げるのを防ぎましょう。体内水分は皮膚からも蒸発していくため、寒冷した風や乾燥した空気から肌を守ることが大切です。
暑い夏だけでなく、寒い冬も油断せず、しっかり水分を摂るようにしましょう。
それでは皆様、2025年もケアプラスで一緒に楽しく過ごしましょうね!!