皆さま、こんにちは。ケアプラス大洲の看護師坪田です。
11月に入り気温が急に下がりだし、体温調節が上手く出来にくいとおもわれますので体調管理に気をつけてくださいね。
今回は夏場だけとは限らない「冬の脱水症」にご注意!と言うことでお話していきます。
特に高齢者の「冬の脱水」は注意が必要です。水分不足は、食欲、嚥下機能の低下や体液が蓄積される筋肉の減少、内臓の働きの低下など様々な症状につながります。頭がボーっとする・ウトウトする・めまい・フラツキなどの症状も脱水症状の一つです。
高齢者の脱水の症状は、皮膚や口唇、舌の乾燥、皮膚の弾力性低下、微熱、食欲低下、易疲労感、脱力、立ちくらみ、意識障害、血圧低下、頻脈などですが、何となく元気がない、ぐったりして反応が鈍いというような意識の鈍化がみられる場合にも脱水の可能性があります。
高齢者が脱水になりやすい原因は、一般的に高齢者の体内水分量が、若い頃に比べると約10%減り約50%となる為です。
身体の中の水分量が少なくなるため、若い頃より脱水症になりやすいといえます。さらに、加齢とともに喉の渇きを感じる「口渇中枢」が減退するため、実際には水分が必要な状態であっても喉の渇きが感じにくくなります。
特に高齢者は認知機能の低下があったり持病を持っていたりするため、体調の変化があったときに脱水が原因だと気づきにくい傾向があります。そのため脱水を進行させやすいのです。高齢者は脱水症になったときのダメージが大きく、腎臓機能や体温調整機能、認知機能なども急激に影響を受けますので注意が必要です。
水分補給で一番良いものは、なんといっても水。自然のものを摂り入れるのが、体にとっては一番良いのです。体に良い水分を摂り入れなければ健康につながりません。健康のために水分補給は季節や運動量、体調に応じて摂ることが大切です。あと、ポカリスエットは炭水化物、ナトリウムを多く含んでおり、体調不調で食欲が無いときに、必要な栄養分を補給することができます。また、人の体液に近い成分で、アクエリアスより栄養価の高いポカリスエットは風邪をひいた時などには効果的です。
冬を乗り切る為、こまめに水分補給して健康維持をしていきましょう!