皆様こんにちは、ケアプラス今治の看護師です。
ケアプラス今治では、利用者様共々コロナウイルスに負けずに、日々賑やかに楽しく過ごしております。現在、コロナウイルスの影響でマスク着用されている方がたくさんいらっしゃいますので、今回は【マスク熱中症】についてお話させていただきたいと思います。
6月になり、気温も高くなってきました。お昼は半袖でも大丈夫なぐらい暑くなってきましたが、これから夏にかけてどんどん気温が上がってきます。テレビ等でも『熱中症に注意!』などとよく聞かれます。熱中症になる原因は、気温が上がって体温が上昇するだけの理由ではありません。文頭にも書きましたが、マスク着用では熱中症になるリスクが高くなります。感染者数は減ってきていますが、それでもコロナの不安は強いと思いますので、今年の夏はマスクをする人が多いのではないでしょうか。気温の高い時期にマスクをつけるのは、初めてという人が多く、身体も慣れていない状況だと思います。
それでは、マスクによる熱中症と、熱中症対策についてお話させていただきます。
■マスク着用で熱中症リスクが上がる理由
・顔から首表面が覆われることで体温が上がりやすくなります。
・口元に湿気が溜まり喉の渇きを感じにくくなります。
例えば、気温30度の日に、マスクをつけていると、顔表面の温度が30℃から37℃に上昇しています。そのため、首周りを冷やすことや、ときどきマスクを外して熱の放散を促すようにすると効果的です。マスクをしていると、息を吐くときにマスクの内側に湿気が溜まります。これによって、息をするときの空気が加湿されるため、のどの渇きを感じにくくなる為、小まめな水分補給、塩分補給を行いましょう。
■熱中症リスクを下げる3つの対策
・体を冷やす工夫を取り入れる。
・水分と一緒に塩分を適度に摂る(小分けにして持ち歩くのがおすすめ)。
・夏野菜や果物を意識して食べる。
熱中症の原因は、体温の上昇で汗をかき、体内の水が不足すること(脱水)だと思われていますが、実のところ、脱水だけではありません。体内のミネラル、特にナトリウム(塩分)を失って、脱水になってしまうのですね。体内の水不足になる原因として、体内の塩分不足があるのです。その為、水分と塩分を摂るようにしましょう。塩分の摂り過ぎが不安なときは夏野菜や果物を摂取するのも良いと思います。果物ならバナナやキウイ、グレープフルーツなど、夏野菜では、トマトやキュウリなどがあります。
■マスク着用で労作時(運動時)に体温が上昇しやすくなる
労作時というのは、歩いたり走ったり、階段上ったり、体を動かしているときのことです。
マスクを装着していると、息を吸うときマスク越しに空気を吸い込むことになります。そのため、マスクをしていないときより、体を動かすときの負担が増えやすくなります。運動してみると分かると思いますが、より強い力を必要とするとき、 脈拍が上がり、呼吸数が上がり、体温が上がっていきます。代謝を上げてエネルギーを出しているのです。その為、マスクをしていると走ったり階段を上ったりするとき、体温が上がりやすくなるかもしれません。これを避ける為には、普段よりもペースを下げてゆっくりすることと、 長時間の歩行や運動は休憩を多くとることが必要になってきます。
■次のような症状があったら、熱中症を疑ってください。
【軽度】めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
↓
【中度】頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
↓
【重度】意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない・走れない
※呼びかけに対し、応えない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
ケアプラス今治では、コロナウイルスへの対策を徹底して行っており、スタッフと一緒に安全に楽しむことができます。お試しで一日の体験利用も出来ますので、是非とも皆様のお越しをお待ちしております。
では次回のブログもお楽しみにしてください♪どうぞ宜しくお願い致します。