実績報告
  • ケアプラス大洲 看護だより 脱水症状に要注意! 大洲だより 看護師だより 2019年04月18日

    皆さん、こんにちは。

    最近、初夏を感じさせる季節となりましたが、如何お過ごしでしょうか。汗ばむ季節となり、やや体調管理も難しくなっていないでしょうか。

    今回はそんな私たちにも関係してくる脱水症状についてお話ししたいと思います。

     

     

     

    まずは高齢者の方々が脱水症状に陥りやすい理由とはどんなものがあるでしょうか。

    皆さんも少し考えてみましょう。

    考えましたか?

     

    いくつか理由を挙げてみると・・・・

     

    • 体内の水分量が減っている
    • 内臓の働きが低下している
    • のどの渇きに気づきにくい
    • 病気や排せつ障害がある
    • 薬を服用している

     

    などがありますね。

     

    以上の点からも脱水症に陥っても本人は気づいていないことがあるため、周囲の人が気づいてあげることが大切です。

     

    また以下の点にも気をつけていくと脱水症の予防になります。

    • 1日に食事以外に約1~1.5リットルの水分摂取を行う
    • 部屋の湿度や温度を調節する
    • 定期的に水分補給をする
    • 好みの飲み物で水分補給をしてもらう(フルーツやゼリーなどでもよい)

     

    特に最後の内容でも説明していますが、水分補給をするのは飲み物だけではありません。水分を多く含むフルーツ、ゼリーや水ようかんなどの水分を凝固させたものからも水分を摂取することが可能です。「水を飲まなきゃ」と高齢者本人が意識しなくてもおいしく食べられるため、自然と水分を摂取しやすくなります。ぜひ、本人の好みや体調に合わせて提供してみてください。

     

    以上、脱水症の理由や予防法についてお話させて頂きましたが、まだまだ高齢者本人だけでは気づかないことも多くあります。周囲の人が気にかけ、水分補給を促すことで脱水症を未然に防ぐことができますので、これからの時期乗り切っていきましょう。