実績報告
  • ケアプラス北宇和島 看護師便り ~新年のあいさつ~ 北宇和島だより 看護師だより 2019年01月12日

    みなさま明けましておめでとうございます。ケアプラス北宇和島 看護師の山本です。

     

    入社して8ヶ月、昨年中は沢山の方に支えられ、不慣れながらも充実した時間を過ごす事ができました。どうもありがとうございました。

    今年も笑顔と元気いっぱい頑張ってまいりますので宜しくお願いいたします。

     

    さて、今回は長引く咳について少しお話をさせていただきたいと思います。

    風邪を引いたりアレルギーの症状で咳が続く場合もありますが、長引く咳には要注意です!

    重篤な病気ではなく、長引く咳の原因として近年増加しているのが『咳喘息』です。
    咳喘息は、気管支喘息の1歩手前の状態で、放っておくと3人に1人は気管支喘息に移行するといわれています。気管支喘息は完治しにくく、年間約1500人の人が呼吸困難で亡くなっています。そのため、咳喘息のうちに治療することをオススメします。

    咳喘息は、気道の粘膜に常に炎症が起こっている状態です。ホコリはもちろん湯気、冷たい空気、香り、花粉などちょっとした刺激に敏感に反応して激しい咳が出て、なかなか止まらなくなります。風邪がきっかけになることが多いのですが、花粉や天候、疲労やストレスが原因になることも。また、花粉症や食品添加物、PM2.5などが要因となって発症するケースが増えています。

     

    ここで本題から少し離れて、ワンポイントアドバイス!

    咳がつらい時にみなさまどうされていますか?(私はハチミツを紅茶に溶かして飲んだりしております)

    アメリカの大学研究チームの発表によりますと、ハチミツは市販の咳止め薬よりも効果があったというデータがあります。ハチミツは殺菌作用のほか保湿効果も高く免疫力アップにもつながる優秀な食品。天然のものですので安全に使えます。

    お湯や紅茶に溶かして飲むのもいいですが、ティースプーン一杯のハチミツをそのまま舐めてもらっても構いません。喉に直接作用し楽になってくるでしょう(※ボツリヌス症の問題もありますので1歳未満の乳幼児には与えないようにしてくださいね)

     

     

    では、本題に戻って!

    咳喘息は、放置すればするほど気管支や肺が固くなり、気管支喘息へと移行するリスクが高まりますし、肺の機能も低下します。専門医のもと正しく治療すれば改善するケースも多く、低下した肺機能は元に戻ります。早期発見、早期治療が望まれるので長引く咳があれば、呼吸器の専門医を受診しましょう。

     

    それではみなさま、インフルエンザも流行期に入っておりますので手洗い、うがい、外出時のマスク着用など予防対策を万全に、寒さに負けない身体づくりをしてお過ごしください。

    次回も宜しくお願い致します。