実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り 姿勢測定器活用「敵を知る前に己を知る」 大洲だより リハビリNEWS 2016年05月12日

    「敵を知る前に己を知る」

     皆さん、こんにちは。ケアプラス大洲 作業療法士の神野です。

    最近、汗ばむ季節となってきましたが、皆様におかれましてはいかがでしょうか。暖かくなってきた今だからこそ、是非身体が動かし、活動的な生活を送って頂きたいですね。

     

    今回のブログではケアプラス大洲でも取り組み始めた姿勢測定器の活用事案についてご紹介できたらと思います。

     この姿勢測定器では身体ラインが前額面と水平面で確認できるため、関節位置情報により動作観察することができる優れものになります。

     例えば、1人目のT様。

    1本杖にて歩けていますが、首・肩こり(左<右)、左腰痛、両膝痛(左>右)が気になるとのこと。

    写真1 写真2

    杖の高さに問題はないですが、歩く際に左側へのスライドが観察され、左腰・膝に負担が強いられていることが推測できます。またその代償は右頚部痛などの主訴も生じているものと思われます。

     

    次に2人目のS様。

    独歩で歩けていますが、日常生活において左腰痛と両膝痛(左>右)が気になるとのこと。

    写真3 写真4

    軽度左マヒによる左下肢の歩幅減少により右上肢の代償動作も観られており、立脚期延長による左下肢の負担増も観られております。また左半身の骨盤・下肢の動作減少による左腰痛なども推測されます。

    このように画像診断による客観的な評価は視覚的な情報提供以外にセラピストによる口頭説明も行っており、少しでも利用者様自身の気づき、リハ意欲向上に繋がればと考えご提供させて頂いております。

    今回のブログだけでは連続写真掲載に限りがあるため分かりにくい点は多々あるかと思いますが、是非興味があられる方は一度ケアプラス大洲に遊びにいらして下さい。

    「敵を知る前に己を知る」ところからリハビリを始めるのもいいものですよ。お待ちしております!