実績報告
  • ケアプラス三津 リハビリ便り 歩行訓練 三津だより 2016年01月29日

    ケアプラス三津 作業療法士の宇都宮です。

    寒に入り、寒さ厳しくなってまいりましたが、皆様体調等崩されていないでしょうか?寒いと体も強張り、躓きやすくなったり、風邪も引きやすくなってきます。体調をしっかりと整えて、日々元気に過ごしていきましょう!

     

    今回は歩行訓練を意欲的に取り組まれている利用者様についてご紹介致します。

    写真1

    この方は左上下肢が動かし難く歩行時も非対称性が強い為、左側の緊張が高まり易くなっております。その為、左下肢の振り出しが難しく疲れ易いといった問題点がありました。今回、左側を上手く使えるようなリハビリを提供し、体全体が上手く使えるようになる事で歩行などの動作改善を図りました。

    まずは足へのアプローチとして足浴を行いました。

    写真2

    足底には手の平とほとんど同じ数の感覚受容器があり、2本の足で立つ為のバランスに寄与しております。動かし難い左足は浮腫んでおり、皮膚も固くなり感覚情報が入ってきにくい状態です。その為、足浴を行い循環の改善や足部の筋が軟らかくなる事で足底からの感覚入力が改善するようアプローチ致しました。

    次に頭部へのアプローチとして、おしぼりでの顔の清拭を行いました。

    写真3

    顔面にある表情筋などは皮膚に筋が付着している皮筋であり、顔面の筋が緩むとダイレクトに皮膚が緩みます。全身の皮膚は一つながりであるので、顔の皮膚が緩むと効果が全身に波及します。また、顔をおしぼりでふくという動作は頸部と上肢の協調的な動きを必要とされますが、その中で体幹の自律的な制御が行えるのを目的として行いました。

    最後に、上肢へのアプローチとして水彩画を行いました。

    写真4

    何もない空間上に正確にリーチする事は非常に難しい動作ですが、水彩画は筆を介して机と手との距離を明確化してくれます。机との距離間がリーチ動作をする際の手掛かりとなり、動作の安定性を保障してくれます。また左手のリーチ動作は左側への重心移動を促す為、右側へ重心が偏りがちだった姿勢の改善につながります。

     

    また座位での床へのリーチ動作も指尖と床の距離が6cmあったものが、現在は脊椎の分節的な動きが出てきており床へのリーチ動作が行いやすくなっております。

    以前

    写真5

    現在

    写真6

     

    歩行に関しても骨盤や肩甲帯の後方への引き込みが強く非対称性が強かったですが、以前より左下肢の振出がスムーズになり骨盤の回旋の動きが徐々に出てきました。

    写真7

    「もっと歩ける様になったら、飛行機に乗って孫に会いに行ったりしたい」と言われており、日々歩行練習を意欲的に頑張っておられます。

    これからも利用者様一人ひとりが自分らしい生活を営める様、ケアプラス三津一同支援させて頂きます。