実績報告
  • ケアプラス道後持田 リハビリ便り 散歩のご希望 道後持田だより リハビリNEWS 2016年01月28日

    こんにちは。ケアプラス道後持田の作業療法士 高橋です。

    皆様、大寒波が日本列島を直撃しておりますが、体調はいかがですか?寒さ対策で暖房器具はどこの家庭でも使われていると思います。しかし、インフルエンザや脱水症状に繋がる要因となりますので、換気や加湿等は忘れずに行ってくださいね。

     

    さて今回は玄関前の石段昇降に不安がある方をご紹介致します。この方は、私達に「一人で散歩がしたい」と言われておりました。その為、玄関前の段差昇降時の安定性向上は必須です!!

    まずは、環境の評価です。

    石段は約20cm×2段。

    石段は床面が凸凹していて、普通の階段と比較すると少し難易度が上がります。

     

    訓練内容は既存のプログラム+マルチタスクでの段差昇降動作訓練です。

    マルチタスク課題では数字記憶、計算、シャドークイズの3種目を行いました。

    写真1 写真2

     (数字記憶)

    写真3

     (計算)

    写真4

     (シャドークイズ)

     

    注意を逸らしながら昇降動作を反復する事により実際場面での動作に余裕がみられ、スムースに動作遂行できる様になりました。また、石の突出している場所を避ける等、注意を払う事にも少し余裕が出て参りました。

    写真5

     

    11つ課題をクリアする事により成果が増えてきており、お一人での散歩に近づいております。

    写真6

    このように、私たちは生活に欠かせない動作(ADL、IADL)に加え、利用者様の生活の質(QOL)にも着目し機能訓練を提供しております。皆様も一度様子を観にケアプラス道後持田へお越し下さい。