皆様こんにちは。
ケアプラスデイサービスセンター垣生、理学療法士の岡田です。
最近、涼しくなり、台風の到来とともに栗やさつまいもなどがおいしい季節になりました。
おいしいからといって食べすぎには注意です。
今回は筋電制御電気刺激装置を使い、腕の操作性向上が観られたご利用者S様を紹介いたします。
これが筋電制御電気刺激装置です。
この装置は脳から神経を伝わってくる電気信号を皮膚で拾い、増幅したものを筋肉に伝える装置で、脳からの指令が弱くなっているのを補助します。
筋電制御電気刺激装置を使用する前の状態です。
体を反らしてなんとか挙げてもらっている状態です。
S様は腕が動かしにくいため頭が洗えないとの訴えがあり、洗えるようになりたいということで始められました。
筋力・操作性向上を目的に、筋電制御電気刺激装置、徒手療法、スリングリハビリを行いました。また、動かしにくいため疲れやすく、初めは疲労感の訴えもありましたが頑張って行っていくにつれ疲れやすさもなってきました。
3ヶ月後の現在の状態です。
腕が挙がるようになりました。体も反らさずに挙がっています。そして、・・・
見事、頭に手が届くようになり、「頭も自分で洗えるようになった」とのお声を頂いております。
このように日常生活の動作や介助量の負担軽減等を目的にさまざまな訓練を利用者様の状態に合わせて提供させて頂いております。まだまだ寒暖差がありますので体調管理が難しい季節ですが、体調など崩さないよう健康管理に注意してお過ごしてください。