実績報告
  • ケアプラス大洲八幡浜 看護師だより ~料理の効果~ 大洲八幡浜だより 看護師だより 2026年09月12日

    皆様こんにちは。ケアプラス大洲八幡浜です。

    少しずつ秋の気配を感じられるようになりました。

    季節の変わり目は体調を崩しやすく、夏の疲れも出やすい時期です。日々の生活リズムを整えることが大切ですので、規則正しい生活を継続し、元気に過ごしていきましょうね。

     

    さて、話は変わり、先日ご利用者様とお話していた時のことです。

    「晩御飯何にしようか毎日悩むんやけど、何か手軽にできるレシピはない?」とご相談がありました。季節の野菜を取り入れた料理の話で盛り上がったのですが、お話をしながら元気の秘訣を知れた気がして嬉しくなりました。

    そこで今回のブログでは、私が嬉しくなった理由となる料理がもたらす効果についてお話していこうと思います。

     

     

    まずは認知機能への効果です。

    料理することで作業記憶や計画立案、問題解決に関わる背外側前頭前野が刺激されることが研究で示されています。脳の前頭前野を活性化させるため、認知症予防にも効果的です。

    身体機能への効果としては、手や道具を使った細かい作業(切る・混ぜる・こねる)が多く、手先の器用さや両手の協調性を高めます。また、立位での作業や力の調整が必要となるため、自然と身体活動量が増え、日常生活での運動不足を補うことができます。

    精神面や社会面への効果としては、完成品が目に見えるため、達成感や満足感を得やすく、自信に繋がります。調理過程ではコミュニケーションが生まれ、社会性の維持にも役立ちます。ご家族と同居されている方はもちろん、訪問介護サービスを利用されている方もヘルパーさんとの会話は楽しみの一つとなっており、完成した料理を囲んでの食事では笑顔が生まれやすい状況であると感じます。

     

    高齢者にとって料理は単なる家事ではなく、脳や身体、精神・社会性と多方面に良い影響を与える活動で、認知症予防や生活の自立支援、QOL向上を目的とした「料理療法」としても注目されています。

    ご家族様からよくお聞きする情報として、「火を使っているのを忘れて、この間鍋を焦がしたんです。火事になったら危ないから、料理をやめさせて…。」とのお言葉。

    もちろん、料理は良い効果をもたらす半面、この様な状況下では危険も伴います。その為、見守りや付き添いが必要となりますので、コミュニケーションの一つとしてお時間があれば一緒に楽しんでいただきたいと思います。