実績報告
  • ケアプラス道後持田 看護師便り ~慢性下肢浮腫~ 道後持田だより 看護師だより 2025年05月07日

     

    みなさんこんにちは。

    歳を重ねるごとに時間の流れは早くなってくるもので、あっという間にもう5月ですね。

    この頃は「もう初夏?」のような暑さを感じてきましたが、体調には気を付けて過ごされているでしょうか。

     

    今回は、「慢性下肢浮腫の予防法」について調べてみましたので少しご紹介

    させていただこうと思います。

    「慢性下肢浮腫」とは、病気によるものではなく、高齢者特有の生活習慣、例えば長時間同じ姿勢を取り続ける・・・などによって生じる足のむくみのことです。

     

    では先ず、慢性下肢浮腫を引き起こす生活習慣について。

    ◇座りっぱなしになっていないですか?

    高齢になると、椅子や車椅子に座って1日を過ごすことが多くなります。

    下肢の血流は、ふくらはぎの筋肉が収縮する力によって足首から心臓へと流れていますので、足を動かさずにじっとしている状態が続くと、下肢の血流が滞ります。

    すると、余分な血液が下肢にたまり、血液中の余分な水分が血管外へ漏れ出すことで、むくみの症状が現れます。

    ◇立ちっぱなしになっていないですか?

    長時間足を動かさずに立ちっぱなしでいることもむくみを引き起こします。

    高齢者は一つひとつの作業に時間を要してしまうことが多く、料理や掃除などの家事全般を終わらせるのに1日かかってしまうこともあります。すると、無意識のうちに立ちっぱなしでいる時間が増えてしまうため、下肢の血流が滞り、むくみを引き起こします。

    ◇歩く機会が減っていないですか?

    筋力が低下していたり、膝や足首の関節が悪かったり、パーキンソン病になっていたりすると、小刻み歩行やすり足歩行になっていたりすることがあります。

    ふくらはぎの筋肉をしっかりと動かせていないと、たとえ歩いていたとしても筋肉によって下肢の血液を押し流すことができていないため、むくみを引き起こす要因となります。

     

    それでは、慢性下肢浮腫を予防策のご紹介です。

    予防法1 ・・・日中にむくみ予防の着圧ソックスを履く

    足のむくみは、夜寝ているときよりも、日中起きているときに悪化していきます。高齢者の慢性下肢浮腫は、むくみが起きることを未然に防ぐ必要があります。そのため、日中起きているときにむくみ予防の着圧ソックスを履いてください。

    着圧ソックスは、ドラッグストアなどで購入できる市販のもので構わないそうです。就寝時にむくみを改善する目的のものであっても、高齢者の場合は日中に使用していただきたいと思います。

    そして、着圧ソックスを履くのはなかなか大変ですので、手伝ってくれる人がいればお願いしてみて下さいね。

     

    予防法2・・・椅子に座るときは、足と座面を同じ高さにする

    椅子に座っているときは、足を下ろしたままではなく、座面と同じくらいの高さに上げておくようにしましょう。

    このとき、高さ20cmほどの台に足を乗せているだけではむくみを防ぐ効果は期待できません。足と同じくらいの高さの椅子などを用意して、日頃から足を上げる工夫をすることが大切です。

    ただ、椅子に座るたびにわざわざ足を上げる動作が面倒になったり、腰が痛くなったりして、足を上げることが続かない方も多くいらっしゃいますので、自然と足を上げることができるような生活環境を整えることが理想です。

     

     

    下肢浮腫は生活習慣が原因の慢性下肢浮腫ではなく、病気が原因となる場合もありますので(足以外にも顔や手など全身にむくみが現れていたり、息切れなどの症状が現れていたり、急な出現であったり・・・等)検査を受けてみて下さいね。

    それでは、徐々に暑くなってきますので、しっかりと体力を付けていきながらバテないように過ごしていきましょう。