皆さん、こんにちは。
ケアプラス垣生の機能訓練指導員、福田です。
今回ご紹介させていただく症例は、両膝と腰の痛みがあり、活動性の低下により全身の筋力や関節可動域の低下を認めていました。
また、バランスの低下によって歩行の不安定性も認めていました。
その後利用開始となり、6ヶ月間の機能訓練の実施と自宅での自主訓練を併用することによって姿勢と歩行安定性に良い変化が見られたので紹介します。
初期評価です。
前から見た写真では、頭部の左右の傾きが右へ偏位、腰の左右の傾きが右へ偏位しています。
横から見た写真では、上半身・下半身の前後の傾きが後方へ偏位し、骨盤後傾位、膝の曲がり具合が強い状態です。
機能訓練は、以下のプログラムで実施しました。
・膝と腰背部の痛みに対して全身的なリラクゼーション
・体幹・下肢のマシーンによる筋力強化訓練
・徒手による筋力訓練、バランス訓練
・自宅での自主訓練(重錘と訓練内容の資料)
上記の訓練を6ヶ月継続し、再度姿勢測定を行いました。
6カ月後の評価です。
前から見た写真では、頭部の左右の傾きや腰の左右の位置の改善を認めます。
横から見た写真では、頭部の前後の傾き・位置のずれ、膝の曲がり具合などの改善が認められます。
これらの姿勢改善や膝の痛みの軽減、可動域や筋力向上に伴い、活動性が増加し歩行安定性向上につながりました。
以前よりも買い物等の外出の頻度が増えて、活動性の向上にも繋がっています。
今後も、より多くのご利用者様に「できる」という実感を持っていただき、QOLの向上や生活のサポートを行っていきたいと思います。
ケアプラスでは体験受付を随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。