実績報告
  • ケアプラス道後持田 看護師便り ~血管のお仕事~ 道後持田だより 看護師だより 2024年07月17日

    めっきり蒸し暑くなってきました。

    無防備に過ごしていては体に支障をきたしてしまう恐れがあります・・・身体の水分を失われないよう、また血液の流れを悪くしないよう、

    暑さによる体調変化に注意して過ごさなければいけませんね。私も水分補給には特に気を付けて過ごしています。

    水分補給の大切さは皆様よくご存知かと思いますので、今回は血液の通り道である血管について少しお話をさせていただこうと思います。

     

    私たちは絶えずエネルギーを作って使い続けていなければ(体外から酸素や栄養を取り入れて燃焼し、不要になった老廃物を排出する)生きていられません。

    その一見シンプルに思われるこの構造の中で、血管は非常に緻密な働きをしています。

     

    【からだの部位ごとに血液量を調整】
    全身を流れる血液の総量は、体重の約8%といわれています(体重60kgの人なら5リットル)。

    心臓の右部分は肺へ、左部分は全身に、血液を送り出しています。

    その総量は安静時で1分間に5リットル。この5リットルがどのように分配されているかというと、心臓から出て肺を通り、再び心臓に戻ってきてから全身を巡ることから、

    心臓の右部分、酸素を取り込む肺には100%、左部分は栄養を取り入れる消化器に28%、老廃物を捨てる腎臓に23%、残りの49%が脳や筋肉など残りの部位。

    肺、消化器、腎臓の割合が多いのは、酸素や栄養といったエネルギーを確保するためなのです。

    【体温コントロール】

    血管には、状況に応じて血液の量と分配先を変える機能も備わっています。

    運動をすると筋肉は大量の酸素と栄養を必要とするため、1分間に全身を巡る血液の総量は、5リットルから25リットルまで急増。15〜20%程度だった筋肉に、80〜85%も送られます。

    筋肉以上に血流量の増減が多いのが、体温調節をする皮膚です。

    皮膚の血管が開いていると血液が皮膚にたくさん流れ、からだの熱を逃すのですが、寒いときはからだの中の熱を逃さないようにするため、血管が縮み血流量はゼロに近い数値になります。

    手足を冷やすことで体内の熱は逃さないものの、からだは冷える・・・そこで、からだを冷やさないために保温のバリア、つまり衣類を着て温めているのです。

    ただし、温めすぎるとからだの中に熱が溜まり、体温調整がうまくいかなくなるので注意しましょう。

    いくらハイスペックな血管でも、老化は避けて通れません。

    「血管を状態良く長持ちさせよう」と普段から考える方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが、生活習慣に改善すべき箇所が思い当たる方は少なからず、のご時世ではないでしょうか。

    今からでも意識してお過ごしいただければと願う次第です。

     

    これからさらに本格的な猛暑がやってきます。

    くれぐれも暑さ対策に余念のないよう、お過ごしください。