皆さんこんにちは!ケアプラス宇和島作業療法士の千頭です。
最近は徐々に気温が上がり、蒸し暑い日が続いています。
皆様は体調崩されることなく過ごせていますか?ケアプラス宇和島のご利用者様も利用時は「暑いね。」「汗が出るね。」などお話しながら過ごされています。
さて今回のブログは、オールタイムリハビリとしてのトイレ動作についてです。
利用者様が改善した身体機能が安全に生かせるようトイレ動作での介助方法を職員間で統一した症例を報告していきたいと思います。
トイレでの転倒リスクは高く、安全性を高めた介助や誘導は日々の課題になっています。これらが上手くいくことで利用者様の生活で介助量の軽減にも繋がっていきます。
A様は病気により上肢や下肢の運動コントロールが上手く行えませんでした。リハビリテーションを繰り返し立位保持が行える様になった為、その改善を活かしトイレ動作の介助量軽減を図っています。
まだ立位保持時間が短いため、トイレ動作は二段階に分けて行われています。
まず、車椅子から便座への移乗をします。
それから、下衣操作を行うため手すりと車椅子のアームレストを持ち、立ち上がっている様子です。
以前は立位保持が5秒行えず、膝折れが見られていましたが、日々のトイレ動作や立位訓練により20秒程安定して行われています。
しかし立位を保持した際に両膝の力がガクンと抜け座り込むことも考えられます。
そこで、移乗の際に介助者が膝を使い転倒予防を行いながらトイレ動作を遂行する方法を行っています。
最後に訓練を行い回復した身体機能が生活に活かせるようになる為、転倒のリスクをしっかり把握し技術ある介護力は重要と考えられます。今後も一人一人にあった介助方法を追求し多くの知識や技術が向上するよう今度も取り組んでいきたいと思います。有難うございました。