「赤い實の一つこぼれて霜の橋」
正岡子規の句には赤色が多く使われてますが、この句の赤い實とは万両や千両でしょうか。クリスマスを連想させるヒイラギモチとか難を転ずる意味のある南天の可能性もありますね。
冬の時期の赤い実の成る植物のことを詠んだものだと思います。万両などは常緑小低木で、七月頃に白い花を咲かせ冬に赤い実をつけています。お金にまつわる名前から正月の縁起木とされているため、めでたい雰囲気を味わえる一句ですね。
ご挨拶が遅れました。
明けましておめでとうございます。ケアプラス今治の看護師川下です。
無事に年も明け、皆様に置かれましては、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
一月も半ばを過ぎ、お正月気分も抜けつつあると思いますが、今年もコロナを始め感染症が猛威を振るう気配がしているのは私だけではないと存じます。怖がってばかりもいられませんので、日頃から私たちができる対策をしていきましょう。
<免疫力を上げる>
手洗いやマスクなどの対策は既に大前提でしていただいてるでしょうから、私からはウイルスや細菌から体を守るための、免疫力を上げる方法をご紹介したいと思います。
免疫力を上げる方法には運動、睡眠、ストレスを溜めないことなどもとても大事なことですが、今回は普段の食生活のお話をしたいと思います。
特に免疫システムの要とも言われているのが「腸」で、腸には消化吸収の働き意外にも体中の免疫細胞の7割が集結しており、私たちの体をウイルスや細菌の侵入から守る大切な働きをしてくれています。
そしてその腸を整える方法が善玉菌を増やす食事を意識することです。
<発酵食品>
毎日の食事に取り入れて欲しいのが納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品です。これは一つだけを集中して食べるのではなく、なるべく種類が違う発酵食品を摂り、善玉菌の多様性をもたせる様にしましょう。
体が温まるみそ汁なども良いですね。
<食物繊維>
次に善玉菌の栄養となる食物繊維を多く含む食品を食べることです。
りんご、キウイなどのフルーツ。きのこ類、ごぼう、キャベツなどが特におすすめです。
フルーツは果糖が多く含まれており、糖分も多いため血糖値を上げ過ぎないよう食後に食べる様にしてください。
発酵食品や食物繊維は便秘対策にもなりますのでバランス良く積極的に摂りましょう。
<唾液>
咀嚼回数を増やして唾液を多く出すことも大切です。
口腔内の粘膜免疫を担っているのが、免疫物質のIgA(免疫グロブリンA)です。口内に侵入してきた病原体は、IgAがくっつくことで無力化されます。細菌だけではなくウイルスにもはたらきかけるため、風邪やインフルエンザなどウイルス性の病気の発症を防ぐには、なくてはならない存在です。
唾液を多く分泌させるためにリズムよく噛んで、自律神経もついでに整えておきましょう。
<食べてはいけないもの>
ファストフードや菓子パンなど、トランス脂肪酸を多く含む食べ物は腸内の悪玉菌を喜ばす上に肥満の原因にもなります。なるべく自然のものを食べるようにしましょう。
今年から心機一転、腸内環境を見直して免疫力アップを目指してみましょう。
お互い良い年にしたいですね。今年も何卒ケアプラスデイサービスセンターをよろしくお願い申し上げます。