ケアプラスデイサービスセンターでは、スリング訓練やバランスパッドを使用し、バランス能力向上による転倒予防に着目した訓練を行っております。
十二月になり寒い季節となってきましたが、この時期一番多い救急搬送は転倒によるものです。転倒による骨折で、手術・入院によりADLの低下をきたすケースを多く経験します。
転倒回避に最も重要な要素は予防することに尽きると思います。転倒予防手段は様々ですが、今回は特に身体機能の改善による予防手段を二つ挙げてまいります。
一つ目は体幹筋の柔軟性向上です。体幹筋特に腰背部筋が硬くなると、バランス反応が出現しにくくなります。体幹筋の柔軟性を向上させるために有効なケアプラスでのリハビリはスリング訓練です。ケアプラスではほとんどの利用者様がスリング訓練を行っております。
二つ目は足底に着目した感覚入力訓練です。足底感覚が鈍くなると、床からの情報が入力されにくくなり、転倒しやすくなります。そこでケアプラスでは、バランスパッドや徒手療法により足底感覚入力を促通するリハビリにも力を入れております。
毎日行っておりますマルチタスク体操の十二~一月のテーマは【色・識別】です。色や数字を利用し、視覚情報からの瞬間的な判断能力の向上により、咄嗟の場面での対応能力を身につけ、転倒予防を目的としております。
マルチタスクタブレット動画でも、色識別をテーマとし、左図の色課題を発声しながら、エアロバイクでトレーニングして頂きます。運動と脳トレを併用することで、さらなる脳刺激が期待できます。
みなさんもマルチタスク体操で転倒しにくい身体作りを行っていきましょう!
随時、見学や体験利用も募集しておりますので、お問い合わせを職員一同心よりお待ちしております。