実績報告
  • ケアプラス今治 リハビリ便り 役に立ちたい気持ち、介護って難しい 今治だより 2019年11月17日

     

     

    みなさん、こんにちは!!ケアプラス今治の作業療法士、大森です。

    3日ほど前から、急激に気温が下がり最低気温は一桁台になり、布団が僕から離れたがらない季節になりました(笑)私事ですが、、、現在松山から今治に毎日通っています。玉川経由で水ケ峠トンネル前は朝の通勤時間は気温が0℃!!!!もう半月もすれば雪が降りますかね??

     

     

    日中の気温差もさることながら、室内から屋外へ・温かい部屋から寒い廊下へ、こういった急激な温度変化は非常に危険です。寒さにより急激に血管が収縮し、血流が悪くなる。すると血管内の小さな血の塊が詰まる。すると心筋梗塞や脳梗塞、脳出血の発症リスクが高まります。

    さらに、気温が下がることで口渇感を感じにくくなる→水分が少なくなる。片やエアコンやストーブ、こたつの使用で体の水分は大幅に奪われます。それは、血液ドロドロの原因です。

     

     

    このような脳卒中や心臓病の発症を予防するために、寒くても温かい飲み物での水分摂取(もちろん冷たいものでもOK)、着衣での工夫(ヒートテックなどがおすすめ)で予防は出来ます!!!

     

    何よりも健康が1番です!健康のために忘れてはいけない運動!!

    今回、ケアプラス今治の素敵な男性利用者様を紹介します。この利用者様は立位や歩行が不安定であることから家族様の不安も大きく、それに対する本人様も迷惑をかけているという思いがあります。そこで、少しでも安全に家での役割獲得を目的にリハビリを進めてきました。

     

    スリングリハビリで『これ、よう体が伸びるな!』と熱心に取り組まれ、肩の可動域も拡大してきました。

     

     

    徒手療法後には、車いすからずり落ちないための前傾姿勢でのリーチ訓練。

     

     

     

    洗濯物を物干しに干すシミュレーション。

     

     

     

    家事を手伝う男性って良いでしょ?

    この方も終了後、お礼を伝えるとニコニコで『また手伝うで』と言ってくださりました。

     

     

    このように、高齢になり持病を持つと周囲は過介助になる傾向にあります。それらは、確かに本人は楽かもしれません。しかし、今まで出来ていたことをやらなくなると出来なくなります。それを『楽だからやってもらおう~』と思う人もいるかもしれませんが、反対に『申し訳ないな、自分は厄介者だ』と思ってしまう人もいます。

    人の本質には、他者の役に立ちたい・喜ばれたい・褒められたい。これは老若男女問わず、持っている感情です。そこの尊重の有無は、人を活かしも殺しもします(言葉が過激ですみません)。

     

     

    介護施設の現場だけでなく、在宅介護でもその人のペース(ゆっくり着実型)だと時間はかかります。しかし、活きていく力は持続されます。介護や福祉に従事している身としては、“その人を助けたい”と思いますが、その場の何気ない手助けが全て正解とは限らないんですよね~。。。

     

     

    そんなことを日々考えながら、ケアプラス今治のスタッフはその人を活かすケアを目標に喜ばれるサービスに努めています。

    これで興味が湧いてきた方、ぜひお気軽にお問い合わせください。