5月もあと数日。衣替えも終り、初夏を感じさせる季節になってきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ケアプラス北宇和島・理学療法士の宮岡です。
さて、今回は「筋電制御電気刺激装置」を半年間使用してリハビリを頑張られたY様をご紹介いたします。
皆さまのデイサービスでこのような機械を見かけたことはありませんか?
これは、「筋電制御電気刺激装置」というものです。
痛みを抑えたり、痩せた筋肉を改善したりするために、皮膚の上から神経や筋肉を刺激する機械なんです。
左半身に麻痺があり動きにくさを言われていたY様。
「左手を動かすと硬くなって腕や指が曲がってしまい使いづらい。」
「料理などのときに左手がもう少し使えるといいかな。」
ひとの身体ってすごいもので、例えば腕を伸ばすときは腕を曲げる筋肉は緩むし、逆に腕を曲げるときは腕を伸ばす筋肉が緩むというふうに無意識にコントロールされています。
この特徴を活かして、Y様には手首を上げたり指を伸ばす筋肉に刺激をしてみました。
半年前は腕を横に上げるときに曲がっていた肘が、現在同じように「腕を横に上げてください」と言うと肘を伸ばして上げています。
少し専門的ですが、肘を曲げる筋肉が緩んだことで動きが変わったということです。
何よりもこの半年間、いろいろなリハビリに取り組まれ、意識して左手を使っておられたY様。
もちろん日差はありますが、「以前より少し動かしやすくなった気がする」と。
少しずつでも続けることで変わることがあるということを教えていただきました。
皆さまにとって、今日よりもプラスの明日になりますように。
日常生活にお困りのことがあれば、なんでも相談してくださいね。
スタッフ一同お待ちしております。