ケアプラスデイサービスセンターでは、今年の4月から厚生労働省が掲げるリハビリの評価基準としてのバーセルインデックス(以下BI)をいち早くリハビリ訓練メニューやリハビリ計画書に取り入れます。
BIとは、できるADL(日常生活動作)を評価する世界共通の評価法です。ADLをできるか、できないかで、評価する事は簡単ではありますが、どのように行われているか、または、どの程度のどんな介助が必要なのかを評価することが、大切だと考えております。なぜならその細かい評価を行い、治療訓練をすることが生活能力の向上に繋がると考えているからです。
それでは、ケアプラスデイサービスセンターで、どのようにBIを訓練場面に取り入れているのかを一部ご紹介いたします。
上記導入画像のスリング訓練は一見、上肢の機能訓練のようにみえますが、実はBIに沿ったADL動作を想定しております。スリング訓練は、自重免荷状態で身体を動かせるため、運動時にかかる自重を軽減させた状態で各運動が自重負荷下と比較し楽に行える特徴があります。その特徴を生かし、例えば入浴場面の腕を洗う動作に結びつくような動きを提示し、イメージしてスリング訓練等を行っております。その動きを学習することにより実際のADL場面において自立や向上へと繋がりやすいと考えているからです。
その他にも少しだけ工夫することで、生活訓練に繋がる運動をご紹介します。ケアプラスデイサービスセンターでの運動メニューにありますエアロバイクですが、主に足の筋力や持久力向上を目的としておりますが、腕の振りを加えるだけで、歩行時の動きに近づき、手足の非対称性のより複雑な運動となり、歩行場面に好影響をもたらします。
このように、少しの工夫と常に生活動作を意識した運動を行うことで、より安全で快適な生活へと繋がるものと考えております。
その他、リハビリに関するさまざまな疑問・質問にもお答えできる準備をしております。何かお困りの事がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。随時、見学や体験利用も募集しております。