ケアプラス道後持田、理学療法士の神崎です。5月に入り日に日に暑くなり、日中は汗ばむ季節となってきました。汗をかいたら水分補給をこまめに取るなど脱水症状には気をつけ日々過ごして頂きたいと思います。
今回ご紹介する利用者様には外出不安があり、買い物に殆ど行けていない方です。本人様は「もう少し安心して外出できるようになり、買い物に行きたい」と仰っていました。そこで安心して買い物に行けるようにするには、「歩行の安定性向上」、「周囲の物や人への注意が向けられる余裕」などが必要だと考えました。
注意力向上のために「マルチタスクトレーニング」を実施しました。マルチタスクトレーニングは、頭と体を同時に使い脳の活性化を促す訓練です。これにより複数の課題を一度に行いやすくなるので注意力向上に繋がります。今回はマルチタスクトレーニングをタブレット媒体にて実施して頂きました。
歩行の安定性向上目的でエアロバイクを実施して頂き、「下肢の筋力・筋持久力及び体力の向上」に努めました。これらの訓練を1か月間実施し、効果判定を数値化するために『機能的移動能力測定及び移動能力測定』、『マルチタスクトレーニング効果測定』を実施しました。
機能的移動能力は16秒以内であれば安全に複合動作を実施することができるという検証結果が出ております。利用者様の測定結果は「7秒34」という結果でした。指標である16秒を上回ることが出来ました。
次に移動能力結果ですが、横断歩道を安全に渡る為には1mを1秒の速度で歩く必要があります。この測定では、5mの距離を歩いて頂くので約5秒で歩く必要があります。そして利用者様の測定結果は、「5秒41」という結果でした。この測定結果であれば横断歩道を安全に渡ることが出来ます。
マルチタスクトレーニングの効果測定結果ですが、初期に図った測定時間は「2分01秒87」でした。1カ月後の測定結果は「1分38秒25」と向上しており集中力向上が観察されました。また、測定結果からだけではなく本人様からも「最近は安心して買い物やゴミ出ししに行くことが出来ています」と仰っておりました。
ケアプラス道後持田では日々、不安・自信回復に向けたリハビリを提供するため個々の課題に応じたリハビリプログラムをご提案させて頂いております。暖かくなってきましたので私達と一緒に体を動かしてみませんか。随時体験利用受け付けておりますので、スタッフ一同お待ちしております


