実績報告
  • ケアプラス北宇和島 看護師便り 嚥下機能 宇和島だより 北宇和島だより 看護師だより 2016年05月30日

    皆様こんにちは^^ ケアプラス北宇和島、看護師の白岩です。

    新緑の季節になり、身体を動かしていると「暑い;」と感じるようになりましたね。

    バテないように、十分に水分、栄養を摂って下さいね。

     

    そこで気になるのが年齢とともに低下してくる嚥下機能(食物を飲み下すこと)です。

    今回は誤嚥(食べ物や唾液・胃液が誤って咽頭と気管に入ってしまうこと)防止のため、ケアプラスで配慮している事をいくつかご紹介いたします。

    まず食事姿勢について・・。

    写真1

    食事の時には前屈の姿勢をとります。

    上向きでは飲み込みにくい上、気道の入口の蓋が閉まる前に、食べ物が気道の方へ滑り落ちて誤嚥する危険性があります。

    写真2

    ・椅子には深く腰掛けます。

    ・前屈(背中と後頭部が直線にならない)になるよう、クッションなどを間に置きます。

    ・足は床に着くようにし(つかない場合は足台などを使用)、安定させます。

     

    そして食事内容について・・・。

    写真3

    ・咀嚼に負担がある方は、副菜を食べやすい大きさ(刻み、一口大など)で提供しています。

    ・噛んだものが口腔内でまとめにくく、むせやすくなる方にはお粥やトロミ使用(ゼリー状)の食事をご用意させて頂きます。

    何度かブログで紹介させていただいてますが、ケアプラスでは食事の前に必ず、食事に必要な、口、舌、頬などの筋肉を刺激する口腔体操を行い、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさや、むせ返りを予防しています。

    その他、召し上がる前にはお茶で喉を潤して頂いたりと、日頃から美味しく召し上がっていただけるようにスタッフ全員が細かく配慮しています。

    写真4

    お食事をしっかり噛むことで

    ・視覚・味覚・嗅覚を使いながら身体機能も動くので良い刺激になる

    ・唾液の分泌が良くなるため、口腔内の衛生状態も良くなる

    ・消化器官の動きが活発になる

    などなど、利点もありますからね^^ しっかり噛んで美味しく栄養を摂りましょう♪

     

    ご自宅でも、外出先でも、少しの注意で誤嚥を防ぎ、食事を頂く楽しみを持っていただきたいと思います!

    それでは次回もお楽しみに!