こんにちは、ケアプラス今治の川下です。
朝晩はぐっと冷え込み、冬の訪れを感じる季節になりました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
12月は気温が一気に低下し、体調を崩しやすい時期です。特に高齢者の方は体温調節が難しく、冷えによる不調が起こりやすい季節。今回は、看護の視点から、高齢者の方にとって安全で効果的な冷え対策をご紹介します。
<なぜ高齢者は冷えやすいのか>
高齢者は加齢により筋肉量が減少して発熱量が低下する。
皮膚の血流が減って保温力が低くなる。
自律神経の働きが弱く、寒暖差に対応しにくい。
といった理由から、身体が冷えやすくなります。
冷えは「肩こり」「夜間頻尿」「睡眠の質低下」「転倒リスク増加」など、さまざまな不調の原因にもつながります。早めの対策が大切です。
<高齢者向け 冷え対策のポイント>
1 室温と湿度を整える
室温:20〜22℃前後
湿度:40〜60%
ヒーター使用時は乾燥しやすいため、加湿器や濡れタオルを利用して適度な湿度を保ちましょう。
2 首・手首・足首を冷やさない
「三つの首」を温めると体全体が温まりやすくなります。
ネックウォーマー
レッグウォーマー
ゆったりした靴下(締め付けないもの)が効果的です。
3 血行を良くする簡単運動
座ってできる軽い運動がおすすめです。
足首まわし
つま先の上げ下げ
肩回し
手をグーパーするだけでもOK
筋肉を動かすと熱が生まれ、転倒予防にもつながります。
4 温かい食べ物・飲み物を取り入れる
身体を温める食材は、
生姜
ネギ
根菜(ごぼう、にんじん、大根)
温かい汁物
体の内側からじんわり温まります。脱水を防ぐため、温かい飲み物をこまめに。
5 入浴は「ぬるめ × 短め」
安全のため、お湯は 38〜40℃
入浴は 10〜15分程度
脱衣所を暖めて「ヒートショック」を防ぐのがポイントです。
6 電気毛布・カイロの使い方には注意
高齢者は皮膚が薄く感覚が鈍くなるため、低温やけどに要注意。
電気毛布は弱〜中
カイロは直接肌につけない
長時間同じ場所に当てない
これだけでぐっと安全に使えます。

高齢者の「冷え」は、単なる不快感ではなく
食欲低下
免疫力低下
動く量の減少 → 筋力低下
夜間トイレの増加による転倒
など、さまざまなリスクにつながります。
日常の中で少し意識するだけで、冬を快適に過ごすことができます。ご家族や支援者の方も、ぜひ見守りの中に「冷え対策」を取り入れてみてください。
今年も一年、皆さまの健康づくりに寄り添うことができたことに感謝申し上げます
寒い日が続きますので、どうぞ温かくしてお過ごしください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。