皆様こんにちは。ケアプラス大洲 看護師の宇田です。
大洲の五郎では菜の花は見ごろで連日賑わっています。日中は春らしい気候となってきましたが、朝晩の寒暖差が「体にこたえるなぁ。」とおっしゃられるご利用者様もおり、私自身もなんとなく体のだるさを感じています。せっかくの春を満喫するにはどうすれば良いでしょう。
今回のブログでは、「その不調、春の気象病かも…」という事で注意点などをお伝えしていこうと思います。
昔から「季節の変わり目には眩暈がする」「天気が崩れる前には頭痛がする」等、気象の変化によって持病が悪化する事を「気象病」と呼んでいます。その中でも鬱や不安といった気分障害にまつわる物を「天気病」と名付けられており、天気病は気候が変わりやすい春や、低気圧が続く梅雨、台風の多い秋などに特に起こりやすいとされています。
特に春は寒暖差と共に気圧の変動によっても自律神経のバランスを崩しやすい季節です。
気圧が上がったり下がったりすると、耳の奥にある内耳が敏感に感知し、内耳が感じ取った気圧低下などの情報は、内耳の前庭神経を通って脳に伝達され、それによって自律神経はストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になります。その結果、抑うつや眩暈の悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れます。
もともと人間はある程度の外部環境ストレスに耐えられる様になっていますが、そのバランスとして機能するのが自律神経です。自律神経が正常に機能する為には、汗をかく事が必要となります。しかし、空調が完備された環境で暮らしていたり、昼夜逆転するなど、生活リズムが乱れたりすると自律神経が整いにくくなってしまいます。その結果、気圧の影響についていけない体になってしまうのです。
では予防する為にはどうすれば良いか見ていきましょう!
■朝食を必ず食べる
■ゆっくり長くできる運動をする
■手首にある内関のツボを押す
ケアプラスでは日々の体調確認はもちろんですが、「オールタイムリハビリ」を実践中です。身体機能維持の為のリハビリに加え、一日過ごしていただく中で全てをリハビリに!と、数種類の体操も行って頂いています。
健康管理においてはこの様な体操がとても大切ですが、なかなか一人では億劫になりがちですね。ケアプラスをご利用いただく事で楽しみながら体操を行い、知らぬ間に自律神経も整えてしまうなんて一石二鳥です。
皆様も健康的に春を満喫できる様、是非一度生活習慣を見直してみてくださいね!