こんにちは!柔道整復師の長野です。
最近、“脚が痺れる”、“むくんでだるい”と言う声をよく耳にしますので、今回は脚の痺れの原因と体操を紹介したいと思います。
まず高齢者の脚が痺れる原因で多いのが、腰部脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症です。
脊柱管狭窄症は脊髄神経を取り囲む空間が徐々に狭くなっていき少しずつ神経を圧迫していく病気です。
閉塞性動脈硬化症は動脈硬化などにより下肢動脈が狭窄もしくは閉塞し、血流障害が起こる病気です。
脊柱管狭窄症を疑うポイントは立位のみで下肢痛が誘発され、前屈位にて下肢痛が軽快して、膝裏の脈や足首の脈を触れる事ができれば腰部脊柱管狭窄症が疑われます。下肢閉塞性動脈硬化症はこれらの脈は触れることができず、痺れや痛みは歩行時に起こって、立ち止まると速やかに軽快します。
では脊柱管狭窄症が軽減される体操を紹介していきます。
腹式呼吸
膝を立てて仰向けになります。鼻からゆっくり息を吸います。この時お腹をふくらませます。そして息を吐き出す時はお腹をへこませながらゆっくり吐き出していきます。これが基本となる腹式呼吸です。
膝かかえ
仰向けに寝て足を伸ばします。片脚を曲げて息をゆっくり吐きながら曲げた膝を胸のあたりまで引き寄せます。これを10回ほど繰り返します。片脚が終わったら反対の脚も同様に行います。
腹筋
膝を立てたまま手が挙がる方は手を頭の後ろで組み肩甲骨が浮いておへそが見えるくらい頭を挙げます。息を吐きながらゆっくり状態をおこし、2~3秒停止して息を吸いながらゆっくり元に戻します。
このような運動を行って頂いて症状が楽になったとおっしゃられた方もいらっしゃいます。
ケアプラス垣生では、一人一人に合った機能訓練を提供させて頂いております。
もしかしたら・・と思った方は是非この体操を試してみて下さい。
無理をしないように注意して下さいね。