実績報告
  • ケアプラス今治 リハビリ便り 正しく座ると動きが変わる 今治だより 2022年03月20日

    みなさま、こんにちは!ケアプラス今治の作業療法士の大森です。

    徐々に朝晩の冷え込みが落ち着き、暖かな日差しと少しひんやりとした中に爽やかさを感じられる風に春を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか??

     

    ケアプラス今治も今度の4月を迎えると、丸3年が経過します。今振り返れば、早かったように感じますが、当時は0からのスタートを切り、

    1人、2人と利用者様が来られるようになることをとても嬉しく、毎回ガッツポーズをひっそりとしていたことを懐かしく思います。

    今では、熱い志を持った職員も増え、それぞれの持ち味にファンとなってくださる方も多くおられます。本当に感謝!感謝!感謝!!!です。

     

    この作業療法士の仕事を始めて毎年感じていることですが、特にずっと福祉側での仕事をしているため、在宅を主体とした領域では、

    寒い時期になると圧倒的に利用者人数が一時的に減少しますね~。。。

     

    これは、寒さによる体調不良(風邪や感染症、体の倦怠感etc)や転倒、脳梗塞・脳出血の頻発が見られます。

     

    この原因を追究していくと、血液にたどり着きます。暑い時期に比べると圧倒的に水分量が不足しています。

    すると、体内はもちろんですが、それはすなわち血液がドロドロになっているということです。

     

    これは、以前に風邪と水分摂取の因果関係を書きましたが、今回は転倒との関係を少しお話します。

     

    上述しましたが、血液がドロドロになると、体の末端まで十分に血液が循環しづらくなります。

    よって筋肉が縮こまり動きが悪くなります。頭で思っている動きと実際の動きに差異が出て転倒という流れだと考えます。

     

     

    このことを理解して気を付けることで、冬場の体調変化は予防できると思っています。私は、今治の利用者様にも暖かくなるまで注意喚起していきますよー‼

     

     

    さて今回は、3か月に1回定期的に測定している、姿勢の測定を行いました。

    従来までは、立位姿勢、立位での可動姿勢の測定でしたが、新機能で座位の評価も出来るようになりました!

    そこで紹介したい利用者A様。車椅子での移動は両上下肢で行っています。

    しかし、下肢を使うことで座位も基本的に浅座りとなり、転落の危険性はない現状ないものの、座り直しをしたりせず食事や水分を摂取している。

    そのため、最近むせ込みが見られるようになっています。

     

    姿勢の測定を機会に椅子へ移乗して良肢位で撮影しました。

     

     

     

    どうですか?明らかに良い姿勢でしょう??この姿勢で食事を摂っていただくとむせはなく、安全に食べこぼしも最小限で召し上がられました。

     

     

    ご自宅で介護をされている方も、食事や水分の摂取時にむせや過去に肺炎の既往がある方に対しての姿勢の見直しはとても重要です。誤嚥性肺炎の予防になります。

    また、良姿勢だと上肢の操作性も向上し、作業効率も向上します。

     

     

    上記のような心配を抱えている方、または介護をされていてご家族の姿勢はどうなんだろうと思われた方、ぜひ体験利用で体感されてみてはいかがですか?

     

     

    お問い合わせは随時行っておりますので、お待ちしております。

    ではみなさま、次回をお楽しみに!!!