皆さんこんにちはケアプラス今治の看護師川下です。
いよいよ高齢者に向けた新型コロナワクチンの接種が開始されました。
「待ってました」と言う方や、副反応が怖いから「私はいいよ」という方など、色々な意見があると思います。
愛媛県では慎重な方が多いためか、開始当初では接種率が全国最下位となっていました。
何事でもそうですが、ワクチン接種もリスクと効果を天秤にかけてより良い決定をするべきです。
慎重に行動すべきとの気持ちはわかりますが、今回のワクチンに関してはリスクを取りつつも積極的に接種してはどうかという話をさせていただきたいと思います。
なぜならば、コロナが収束するためには「集団免疫」の獲得が必須だからです。

<集団免疫>
「集団免疫」とは、感染症に対して集団の大部分が免疫を持ち感染症に対する壁となることで次に移しにくくなり、免疫を持たない人を間接的に保護する手段です。つまりこれ以上コロナに罹らない人を増やす事でコロナに罹る可能性のある人を守る割合を増やすことになるのです。
では、国が「集団免疫」を得るにはどの程度の人数が免疫を持てば良いのでしょう。それにはその感染症の「再生産数」から計算することができます。
「再生産数」とはその感染症が1人につき何人の人に感染を移すのかと言う数字です。コロナや季節性インフルエンザの場合、平均すると1人の感染者から2人に移すと言われていますので再生産数は「2」とします。
集団免疫の割合は「1」から「再生産数分の1」を引いた数なので、2分の1。つまり50%と言うことです。なので計算上は人口の約半数の人がコロナに罹ればコロナは収束するという事となります。
<致死率>
ではコロナの致死率はどのくらいでしょうか。コロナの致死率は2%と、SARSの10%やMARSの30%に比べると低いかもしれません。
しかし、集団免疫を自然に獲得するためには人口の約半数がコロナに罹からなければなりません。
これは日本の人口1億2000万人の半数、6000万人の人間がコロナに罹り、その2%が亡くなると言うことなので、このまま誰もワクチンを接種せずに自然に任せていたら日本人の約120万人が亡くなるまでコロナは終わらないと言う事です。
この数をどう思いますか?今、最大の死者を出している国がアメリカの約50万人ですね。
誰もワクチンを打たず自然免疫に任せていると、計算上ではアメリカ人の倍以上の犠牲者を出して初めて日本のコロナは終わりを迎えるということなのです。

<副反応>
対してワクチンの副反応は主に注射部位の痛みで、後は発熱、倦怠感、頭痛、吐き気などです。アナフィラキシーショックなどの重篤な状態になる確率は100万人に5人と言われています。それも医療現場でワクチン接種するわけですから即時の対応ができ、後遺症が残った場合の補償も厚生労働省によりきちんと保障されています。
今回の新型コロナワクチンは水銀など様々な添加物が入った従来の季節性インフルエンザワクチンと違って、遺伝子の設計図を直接体内へ打つというもので、比較的安全性は高いと見られています。有効率も95%と高いものです。
ワクチンを打たない人ばかりだと、自然免疫に任せて120万人が亡くなるまで籠もることとなり、経済も冷え込むことになります。
つまり今回の予防接種は、個人がワクチンリスクから自分を守るために籠り続け国民の50%が感染、もしくはワクチン接種するまで我慢するのか、ワクチンリスクを解った上で早く集団免疫を獲得し、社会に貢献するのかという選択なのです。
中国や欧米を中心に新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、各国ではロックダウンなどの制限を緩和する動きが進められています。
今まで新型コロナワクチン接種をためらわれていた方は経済回復のため、社会のために新型コロナウイルスのワクチン接種を再考してみてはいかがでしょうか。
もちろん体調の悪い場合は無理に打つことは避けて、体調の良い日に受けてください。医薬品などでアレルギーのある方などは医師に相談しましょう。

ケアプラスでは皆様が安心して利用できるように感染予防やワクチン接種の声掛けなどを積極的に行っています。一刻も早く元の生活に戻れると良いですね。それではまた次回のブログでお会いしましょう。