皆様こんにちは。。
ケアプラス大洲機能訓練員の中田です。
今年度も今月が最後の月となりました。今年度は新コロナウイルスの二次感染拡大や、安部総理大臣の辞任など世の中の情勢が変わる波乱の年度となりました。
しかし新年度に向け新しい目標や希望を大切にする時期でもあります。大洲のケアプラスリハビリでは、目標に向かって努力されている利用者様が達成感を得ながら
利用を楽しめるよう創意工夫しながら取り込んでいきたいと思っています。
今回の症例様はハーネスを使ったトレッドミル歩行訓練を他の利用者様が行っている姿を観て「やってみたい」と訴えた事から訓練が始まったS様です。
S様は左側の運動障害を患っている方です。目標は歩くのがもう少し上手くなって散歩に行きたい。との訴えが聴かれます。
以前は歩いた際に麻痺側左足が床に引っ掛かりつまずく事が観られていました。
訓練は左足関節の背屈運動や膝関節屈曲運動を主に行っています。その甲斐あって現在は杖歩行訓練中に麻痺足が床に引っ掛かる事が減りました。
ご本人様も自覚されており、マシーントレーニングの希望となった様です。
何度も何度も失敗を重ね訓練を継続した結果、現在は4分間訓練を継続する事が出来ています。写真は実際の歩行訓練の姿です。
さらに姿勢の評価では下の写真の様になっています。
以前は身体が左に崩れがちになっていましたが、やや改善され立位姿勢のバランスが安定しています。
最後に
訓練後にご本人様より「失敗がなくなってきた」と喜びの声が聴かれます。この小さな繰り返しは目標である散歩への参加に繋がると考えています。
私たちも利用者様が何度も何度も繰り返し訓練をされる姿に日々感動しています。歳を重ねても人を感動させる姿はカッコイイと思います。
始めに述べたように創意工夫によってできる事の拡大に尽力していきたいと思います。最後に協力して頂いたS様やスタッフの方に感謝を送りたいと思います。
ありがとうございました。