実績報告
  • ケアプラス三津 看護師便り~ツインデミック厳重注意!~ 三津だより 看護師だより 2020年11月16日

    日中は些か暖かい日差しを感じますが、日々気温の低下を感じるようになりましたよね。

    先日、休みが好天気でしたので何十年振りに興居島へ渡り、のんび~りゆった~りと過ごして参りました^^

    牛舎の牛さん達、「よく来たね~」と寄ってきてくれて可愛らしかったです♪

     

    気温の低下とともに空気の乾燥も肌で感じますね。もともと乾燥肌体質の私は、夜中に鼻腔が乾いて眠れないことがあります・・・皆様も保湿スキンケアをお忘れなくお過ごし下さいね。

    さて、今冬は季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行【ツインデミック】が懸念されていますので、気になる点を二つほど・・

     

    ■先ずはインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の見分け方です

    インフルエンザと新型コロナウイルス感染症には共通する症状も多く、実際は症状だけでインフルエンザと新型コロナを見分けるのは難しいとされているそうです。

    以下、主な症状になりますので参考になさって下さい。

    【インフルエンザ】38℃以上の発熱、咳、倦怠感、頭痛、のどの痛み、関節痛など

    【新型コロナウイルス】発熱、かわいた咳、倦怠感、頭痛、のどの痛み、味覚障害・嗅覚障害など

     

    ■もう一点、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時感染はありえるのでしょうか?

    すでに海外ではインフルエンザと新型コロナに同時感染した事例が報告されています。また、同時感染すると『サイトカインストーム』が起こりやすくなるのではないかという指摘もあります。

    ※サイトカインストーム・・・感染症や薬剤投与などの原因により、血中サイトカインの異常上昇が起こり、その作用が全身に及ぶ結果、好中球の活性化・血液凝固機構活性化・血管拡張などを介して、ショック・播種性血管内凝固症候群・多臓器不全にまで進行する状態。

    新型コロナウイルス感染症における肺疾患は、ウイルスによる直接の肺への病害でなく、サイトカインストームによる肺障害の結果であるという見方も主流になりつつある。

     

    感染症の予防対策

    感染症の予防には、感染経路を断つことも重要です。大きく以下の2つがあります。

    ・接触感染……ウイルスが付着した手で口・鼻・目などに触れることで感染する

    ・飛沫感染……ウイルスを含む飛沫が口・鼻・目などに触れることで感染する

     

    1 身の回りのモノのアルコール消毒・除菌

    身の回りの人がよく触れるモノにはウイルスが付着している可能性があります。テーブル・ドアノブ・手すり・スイッチなどは、日頃から除菌効果のあるスプレーやクロスで掃除をしておくと感染予防になります。持続効果のある除菌スプレーやクロスを使えば、さらに感染リスクを下げることができます。

    2 手洗い・手指消毒

    物体に付着したウイルスはしばらく生存しています。外出先では知らないうちにウイルスが付着した物に触れてしまい、手にウイルスが付着することがあるので、帰宅時や食事前の手洗いが重要です。すぐに手洗いができないときはアルコール消毒液で手指消毒をすることも有効です。

    3 マスクの着用
    会話や咳をしたときに飛沫が飛び散るのを防ぐことができます。新型コロナウイルス感染症は無症状者からの感染も指摘されているので、他人に感染させないように対策が必要です

    その他、基本的な免疫力を維持するために、乳酸菌やキノコやLPSといった食品を摂ることも良いそうです。

     

    「コロナが怖い」と、家から一歩も出ず“不活動”に陥る高齢者もたくさんいらっしゃるそうですが、免疫力を高めるためには決まった時刻に起きて食事を摂り、しっかりと体を動かして“活動”と“休養”という一定のリズムを保つことも大切なんですよ。予防策をしっかり行いながら、人と人との交流を絶やさないように過ごしていきましょう。

     

    それでは、次回も宜しくお願い致します^^