実績報告
  • ケアプラス北宇和島 ~看護師便り~ 『秋の味覚♪』 北宇和島だより 看護師だより 2020年09月19日

    皆さま、こんにちは。

    9月に入り秋らしくなってきました。

    秋と言えば美味しいものがたくさんある季節です。

    天高く馬肥ゆる秋、ということわざがありますが、

    馬だけでなく人間も注意の季節です。

     

     

    秋の味覚と言えば…

    思い出すものは、

    まず秋刀魚です。

     

    秋刀魚は代表的な青魚で、DHAやEPAをたくさん含んでいます。また、鉄分などのミネラルも豊富に含んでおり、積極的に食べたい魚の一つです。

    ●DHA

    DHAを摂るとよく頭がよくなると言われていますが、特に脳細胞の活性化や目の網膜活性化に効果があると言われています。

    また、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きもあるぞうです

    ●EPA

    動脈硬化を防ぎ、抗血栓、コレステロールの低下などの作用による脳血栓の予防や改善に効果があると言われています。

    他にも鉄分などのミネラルが豊富な上、ビタミン12も豊富と言われています。

     

     

    次に何を思い出されますか?

    魚の次は…さつまいもです。

    秋の味覚として知られるさつまいもですが、NASAに宇宙食として研究され準完全食品と言われるほど「美容・健康」に効果的な食材でもあることをご存知ですか?

    ●ビタミンC

    さつまいもに含まれるビタミンCは肌のシミ対策や炎症に効果的と言われる栄養素です。

    さつまいもに含まれるビタミンCはリンゴの約5倍含まれており、ビタミンEを同時に摂取することでより美肌効果を発揮すると言われています

    ●食物繊維

    さつまいもには2つの食物繊維が入っています。水に溶ける水溶性食物繊維と水には溶けない不溶性食物繊維です。

    水溶性食物繊維は余剰な糖質や脂質をキャッチし、不溶性食物繊維はそれを排出してくれます。この2つの役割でお腹の中を美しくしてくれます。

    ●カリウム

    さつまいもに含まれるカリウムは米飯の18倍含まれています。

    このカリウムとは余分なナトリウムを体外に排出してくれるので、むくみ対策に有効的です。

    むくみ対策の習慣としては温かいものを食べるようにして、体を冷やさないことが基本です

    そのほかにも老廃物を輩出してくれるヤラピン、脳のエネルギー源を作るビタミンB1、血糖値の上昇を穏やかにするレジスタントスターチなどたくさんの栄養素が含まれています。

     

    最後にご紹介するのが

    秋の食品の代表格である栗です。

    太古の昔から食べられており、とても栄養価に優れています。

    栗はデンプンが主成分です。可食部100gあたり130キロカロリーあり、これは白米100gと同程度の熱量です。

    意外にも栗には、炭水化物以外の豊富なミネラルなども含まれており、バランスがとても良い食品と言われています。

    ●炭水化物

    生きていく上でのエネルギー源となる成分です。疲労回復の効果があるともいわれ、生き物には欠かせないとされています。

    ●ビタミン類

    栗のビタミンはA、B1そしてCが多く含まれています。

    一般的には熱に弱いビタミンCですが、栗の場合はデンプンに包まれている状態のため、加熱にも強いという特徴があります。

    風邪予防に重要な栄養素といわれていますね。

    ●亜鉛

    新陳代謝には欠かせないミネラルです。不足しがちですので、積極的に摂りたい栄養成分ですね。
    ビタミンCと共に摂取すると、より吸収されやすく、不足すると、性機能低下や抜け毛、味覚異常などを起こすことで知られています。

    その他にも、タンニンやパントテン酸などが含まれています。

     

    秋の味覚は層が厚くたくさんの食材があります。

    どれもバランスよく摂取し、体調を整えるようにしましょう。