今月はCROWNに対するリハビリの取り組みを一部ご紹介します。
『CROWNとは、職員一人ひとりがご利用者様のことを思い自発的に行動していくこと。どうすればご利用者様の「プラス」になるのかを社員全員で考え行動しています。』
今回ご紹介させて頂く方は、普段杖を使用して歩行しているN様。理学療法士と共にハーネス歩行に挑戦している様子を動画で撮影し、その様子を心配されている家族様にも見て頂きました。
家族様は杖無く歩いているN様の雄姿を見て、驚きと共に、非常に喜ばれていました。N様もその家族様の様子に少し照れられている様子でした。その後も歩行動作確立へ向け意欲的に訓練を継続されています。
デイサービス内での取り組みを口頭や文章でお伝えする事は簡単ですが、ひと手間加え動画にする事で、より家族様にリアルに現状をお伝えする事ができます。この結果をデイサービス内でもシェアし、他の利用者様にもサプライズを起こせるよう取り組んで参ります。
十二月~一月のマルチタスク体操のテーマは【色・識別】です。色や数字を利用し、視覚情報からの瞬間的な判断能力の向上により、咄嗟の場面での対応能力を身につけ、転倒予防を目的としています。
その課題の一つとしてスタッフが1~9の数字が掛かれたボードを出し、どちらの数字が大きいか瞬時に判断して頂きます。生活場面においても歩いている際にとっさに障害物が出現し避けないといけない時ありますよね。その際、瞬時に前後左右もしくは上下どの方向に避ければより安全に回避できるか判断しなければなりません。そのような瞬発力は脳と身体の俊敏な動きによって成せる技です。マルチタスクトレーニングを行い能力の獲得を目指しましょう。