皆さま、こんにちは。
ケアプラス大洲、看護師の石川です。
3月に入り、道端でも菜の花を見かけるようになり、やっと春らしくなってきましたが、昨年春、沖縄・愛知県を中心に麻疹(はしか)が流行したとの報道を覚えているでしょうか。記憶に新しい方もいるでしょうが、命を落とすこともある危険な感染症でありながら予防接種が不十分だった「空白の世代」が存在しているということで話題になりました。

その「空白の世代」とはどの年代なのでしょう。
正解は予防接種が不十分だったとされる18~40歳の世代です。2017年の調査ではこの世代に感染率が高かったとの報告があり、抗体を持っていないか不十分なため、ウイルスから身を守れない世代であると言われています。50歳より上の世代は子供の頃に麻疹にかかり、抗体ができていることが多く、また若い世代(0~17歳)は2度の予防接種が定期接種化しているため抗体を持っている世代とされています。
麻疹(はしか)は感染力が極めて強く、飛沫感染や接触感染、空気感染でも広がります。潜伏期間も1~2週間とされ、発症すると高熱や発疹なども現れます。また重度化すると肺炎や中耳炎等も合併しやすく、1000人に1人の割合で肺炎で死亡することもあるそうです。
しかし、侮るなかれ!子供の頃に予防接種や感染していても、大人になって再度感染する事例が多く、大人になって感染すると重度化することが報告されています。
大人がこうした感染症にかかるようになった原因として、自然な感染症の流行が少なくなり、ウイルスに接する機会が減ったことや、ワクチン接種により免疫を得ても徐々にその効力が落ちていくことで感染しているようです。また予防接種の効果は、接種後10年程度しか期待できなく、子供の頃の予防接種だけでは当てにならないようです。
以上の点からも気になる方はかかりつけの先生にご相談してみてもいいかもしれませんね。
この季節、寒暖差がまだまだ大きく体調を崩しやすい時期です。もう間もない春を満喫するためにも栄養バランスの整った食事や十分な睡眠をとり、規則正しい生活を意識するようにしましょう。
それではまた、次回お会いしましょう。