梅雨明けも四国地方は間もなくといったところですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
梅雨明けとともに暑い夏が到来しますが、日々体を動かして元気に充実した毎日を送っていきましょう。
さて、現在ケアプラスではご利用頂いている利用者様を対象に6事業所で姿勢測定を行っております。弊社が導入している姿勢測定装置は撮影された人物の部分において色分けしたラインや点が設けられることで姿勢の歪みや動きを観察することができます。利用者様も普段見ることのない御自身の姿に改めて症状や歪みについて再確認する機会になっているようです。また、これまで受けて頂いた利用者様からはご好評も頂いており、弊社としても引き続き利用者様に情報還元ができるよう取り組んで参ります。
そこで皆様にも姿勢について少しでも知識を深めて頂きたいと思い、「姿勢と○○を」をキーワードに今回から数回にわたって理学療法士の宮中がお伝えします。
栄えある1回目は、「高齢者と姿勢」についてお話ししたいと思います。
皆さんは高齢者というと上写真のような姿勢をイメージしないですか。
ご高齢になると骨粗鬆症による骨変形であったり、筋力低下など様々な理由により猫背気味になりがちです。
するとバランスを取ろうと手を後ろに回してみたり、杖を突いてみたり、敷いては重心を安定させるため股関節や膝関節などを曲げて脚を広げて立位姿勢を安定させようとします。
もちろん、加齢以外の骨疾患系の問題であったり、内臓疾患、中枢疾患などが先行して作られる姿勢もありますのであしからず・・・・。
これは誰しもが快適な姿勢を得ようと身体を歪ましたり、そのような姿勢を自然と構築しているのです。つまり見慣れたご高齢者の姿勢というのはその方々にとって快適に動ける、安全を保てる姿勢なのです。
一方、歪んでいることは悪いことではありませんが、歪んだ状態で長期間いると弊害も生まれてきます。皆さんの症状ももしかすると日頃の姿勢と関係しているかもしれませんよ。ケアプラスでは現在、姿勢測定装置を使った姿勢チェックを行っています。是非、気になる方はいつでもスタッフに申し出ください。