実績報告
  • ケアプラス北宇和島 リハビリ便り ADL能力の維持・改善 宇和島だより 北宇和島だより 2016年03月18日

    皆さん、こんにちは。ケアプラス北宇和島 作業療法士 松下です。みなさんは「ADL」という言葉を聞いたことはありますか??

    医療・介護業界にお勤めしたことのある方は聞いた事があるかと思いますが、初めて聞いた方も少なくはないのではないでしょうか。

    ADLとは日常生活動作「Activity of Daily Living」の略語(以下、ADLと表記)の事で医療・介護現場ではよく使われており、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的動作を指します。

    ケアプラスでは、このADL能力の維持・改善を目的にご利用者様1人1人に合ったさまざまな訓練を提供しています。

    今回はその中でトイレ動作の改善目的にリハビリを行った利用者様についてお伝えさせて頂ければと思います。このご利用者様は当デイを利用し始めて半年が経ちましたが、利用当初は「自分でトイレに行きたいわ。」と希望されておりました。しかしその当時は立位保持が困難な為、下衣操作に介助を要する状態であり、歩くのも歩行器を使ってやっとのことでした。

    写真1

    その為、訓練内容として

    1膝折れリスクの軽減の為マシントレーニングにて下肢筋力の強化

    2エアロバイク・歩行器歩行にて体力の維持向上

    3実際のトイレを使用して下衣操作模擬動作訓練

    などを行っていきました。

    現在では支持物なしで立位保持ができ、下方へのリーチ動作も安定して行えるようになった結果、排泄動作が自立して行えるようになっています。

    写真2

    また下肢の支持性向上により、立位保持が数秒→1分20秒に延長し、歩行器を使用して屋外・坂道歩行も練習するまでに回復がみられております。

    写真3 写真4

    現在、デイの中の移動は車いすで行っていますが、次なる目標は歩行器で過ごす!と新たな目標も聞かれるようになっております。

    今後もご利用者様と切磋琢磨何事にもチャレンジしていきます。

    また、いい報告ができるといいですね♪

     

    ケアプラスでは、日々ご利用者様と一緒に様々な事に挑戦しています。生活の中に目標を持つ事で日々の生活が充実したものになるのではないでしょうか??何かを始めるのに遅すぎるという事はありません!3月は卒業や別れなど悲しいイメージがあるかもしれませんが、暖かくなり何かを始めるのにもってこいの時期だと思います。興味のある方は、連絡・相談等お待ちしております。