2月も終わりに近づきいよいよ3月。とはいえまだまだ厳しい寒さが続いております。
ケアプラスデイサービスセンター三津の玄関横に飾られたお雛様も少し寒そうなお顔に見えますが、溢れる笑顔と、明るい雰囲気にあったまっていることと思います。
さて、今回も『介護支援専門員更新研修 第3編』としてお伝えさせていただきます。
前回のブログで課題分析・ケアプランの作成の課題についてお話しさせて頂きましたが、その続きで研修4日目は今回の研修最大の難関、受講者が作成したケアプランを持ち寄り検討し合うグループ討議でした。
1グループ8名の受講者と講師による検討会で個々の作成したケアプランに司会係と記録係を交互に行いながら、発表されるプランに対し自分の意見・疑問点を出し合い質疑応答を繰り返します。
一人当たりの持ち時間は約40分、私の発表は8人中8番目、最後の発表となり他の受講者のプランを見せていただいた後の発表はかなり緊張を伴いました。文字通り気の抜けない一日となりましたが資格更新に一歩近づきました。
続いて研修5日目、この日は『地域包括支援センター』についての講義と『予防プランのアセスメント・ケアプランの考え方』に関する演習でした。
『地域包括支援センター』といえば要支援者のケアプランを担当するところというイメージがあるかと思いますが、実は介護保険制度において介護予防事業という重要な役割を担っています。
対象者は『要支援1・2の高齢者』 『要支援・要介護状態になる恐れのある高齢者』『活動的な状態にある高齢者を含む全ての高齢者』となり、つまりは地域で暮らす全ての高齢者が対象となっております。
高齢者の多様なニーズや相談を総合的に受け止め、尊厳ある生活の継続のために必要な支援につなぐ『総合性』、介護保険サービスのみならず、地域の保健・医療・福祉サービスやボランティア活動、支え合いなど多様な社会資源に結び付ける『包括性』、高齢者の心身の状態の変化に応じて、生活の質の確保を目指し、適切なサービスを継続的に提供する『継続性』、地域の高齢化率の推計、世帯形態などの予測、地域住民の声の把握などとともに、地域における将来の課題を見据えた予防的対応をする『予防性』といった視点のもとに活動し、地域で暮らす高齢者問題の中心的な存在です。
よく『包括』と略されて耳にしますが、研修で講義を受けることにより改めて包括支援センターの重要性を認識させられました。地域で暮らす高齢者にとって、市町に代わる窓口として一番身近で頼りになる場所ということになります。生活の困りごとなど相談に訪れる機会があれば適切なアドバイスを受けることができるではないでしょうか。
3ヶ月に及ぶ更新研修もあと1日を残すのみとなりました。次回のブログでは暖かな春の訪れとともに更新完了のご報告が出来ればと思います。
寒いのもあと僅かです。春に向けて、笑顔で楽しく過ごし、今日も『心』『頭』『体』のリハビリで元気に頑張りましょう。