皆様こんにちは。ケアプラス大洲、作業療法士の神野です。
新年を迎えまして、初詣に行かれた方も多いのではないでしょうか。私は地元の神社に行き、毎年恒例のおみくじを引くのですが、なんと今年は「大凶」でした。少し落ち込んでいたのですが、調べてみると「大凶」を引く確率はなんと0.013%みたいです!なので、実は強運でもあるとかないとか・・・。おみくじは吉凶が大事なのではなく、神様からの励ましの言葉であり、それを教訓にどのように生かすかが重要みたいですね。なので、今年も自分らしく笑顔を忘れずに過ごしていきたいと思います。
今回はケアプラスで力を入れております「マルチタスクトレーニング(複合課題運動)」についてご紹介させて頂きたいと思います。マルチタスクとは、脳と体を同時に使い、脳を活性化させ転倒予防や物忘れ予防を目的として行っています。
ある御利用者様より、「散歩がしたい。でもこけるかもしれんけん、できんのよ。」と会話の中でお聞きすることがありました。ご自宅の玄関口には段差があり、周辺の道路状況もへこみなど平坦でない部分があります。
そこでリハビリでは屋外歩行訓練に加えマルチタスクとして、歩行時に世間話やしりとり、計算を行いながら実施しました。開始当初はケアプラス外周を半周程度で疲労感が見られ、歩行時の目線は下向き、会話を行うと立ち止まる様子が見られていました。1周終了時間は5分16秒。
2ヶ月後、疲労感なく外周1周は可能となり、目線も上向きに立ち止まることも少なくなりました。1周終了時間も4分23秒と、約1分程度の短縮が認められています。
笑顔も多く見られるようになりました。
歩きながらピースサインを頂きました!!!
最近では奥様が庭いじりをしている時に自宅前の道路を散歩しているとのことでした。また、もう少し自信がついたら、「奥様のお手伝いをしたい!何かできることをしたい!」と更なる要望をお話頂き、「近くのゴミ置き場までゴミ出しを行う」ということを今後の目標に掲げることにしました。そのリハビリの様子も今後のブログにて掲載していきます。
ケアプラス大洲ではご利用者様一人一人の要望をお聞きし、話合いのもと希望に沿ったリハビリの提供を行っております。少しでも皆様のお力になれるよう、日々精進して参ります。体験利用の方も随時受付しておりますので、いつでもご連絡ください。