実績報告
  • ケアプラス宇和島 リハビリ便り 生活再建・・・歩くまでの道のり 宇和島だより 2015年12月11日

    みなさん、こんにちは。ケアプラス宇和島 理学療法士の宮本です。

    年末に向けて忙しい日々を送っておられる方も多いのではないでしょうか?体調管理には十分に気を付けて年末も元気に過ごしたいものです。そこで・・・愛媛の特産「みかん」が大活躍!冬の果物の代表的存在であり、こたつにみかんは冬の楽しみのひとつです。特に冬になるとみかんを箱ごと購入して、1日に何個も召し上がるご家庭もあると思います。みかんを食べると風邪に対する抵抗力が増し、免疫力を高めてくれるそうです。また便秘、動脈硬化や高血圧の予防、美肌に効果があるそうです。みかんを食べて元気に過ごしましょう。

     

    さて、今日は、ある利用者様の生活再建の様子を紹介します・・・歩くまでの道のりです。もともとT字杖で歩いて過ごされていたK様ですが・・・約4カ月の入院で歩行困難に。退院時は車椅子で体力の低下あり・・・何よりも気になったのが自信の喪失(心)でした。

    退院してすぐの利用時には体力の低下あり、他職種と連携を取り生活リハビリ(入浴動作やトイレ動作)と機能訓練をその日の状態に合わせて低負荷にて行っておりました。もともとカラオケ好きで歌う事を楽しみにされていたK様ですが臥床して過ごされていました。 

    退院して1週間、Pトイレへの移乗練習を開始。起居動作に介助を要し、長時間の座位保持や立位保持も困難な状態でした。表情も暗くK様から消極的な発言が多く聞かれていました。

    写真1 写真2

    退院して3週間、手摺り歩行を開始。立ち上がり困難ではありますが、立ってしまえば膝折れなく歩行可能な状態でした。表情も良くこの頃からK様はカラオケへ参加する様になりました。

    写真3 写真4

    そして現在(退院して5週間)平行棒内での歩行を開始。起居動作は見守り、座位保持や立位保持は良好な状態です。K様と「杖で歩ける日も近いですね」と笑いながら話す事ができています。

    写真5

    利用者様それぞれに目標や希望がありますが、実現の一助となれる様に日々、スタッフとして努力していきたいと思います。

    もうすぐ今年も終わりです。1年の締めくくりに普段、目の届かない所の掃除をして1年の溜まった汚れを落とし新たな気持ちで新年を迎えたいものです。冒頭で「みかん」の話をしましたが・・・食べ終わった「みかんの皮」捨てていませんか?どのご家庭も沢山みかんの皮がごみとして出ると思います。みかんの皮は捨てずに、今度は掃除に活用してみて下さい。かんきつ類にはもともと油を分解する力があるそうで、みかんの皮でガスレンジなど油汚れをこすると取れるそうです。掃除をして綺麗な心で良い年をとりたいと思います(^◇^)