皆様こんにちは。ケアプラス大洲、看護師の宮岡です。
朝晩と寒暖の差が激しい日が続いておりますが、皆様体調など崩されていませんか?
衣類の調節などを行って、風邪の予防に努めて下さいね。
さて今回のブログは、学習療法についてご紹介させて頂きたいと思います。
「学習療法って何?」って思われている方もいらっしゃると思います。学習療法とは、読み・書き・計算を中心とする教材学習をご利用者様と職員がコミュ二ケーションを取りながら行うことにより、利用者様の認知機能やコミュ二ケーション機能、身辺自立機能など 脳の前頭前野機能を維持改善させるプログラムです。
こちらのプログラムですが、個人差はありますが「読み・書き・簡単な計算」を行うことで脳の前頭前野が活性化することが分かってきています。
当ケアプラスでもこの学習療法への取り組みを行っております。
学習療法は、読み(音読教材)・書き(簡単な音読教材に含まれる)・計算(簡単な計算教材、足し算・引き算・掛け算・割り算)・数字盤(30、50、100)の教材から組み立てられています。教材は事前にFAB(前頭葉機能検査)・MMSE(全般的認知機能検査)の検査を行い、各ご利用者様のレベルに合った内容のスタート教材を選択します。教材は学習の進歩に従い、少しずつレベルアップすることで学習者の意欲を向上させます。
実際に学習療法に参加されているご利用者様は、真剣かつ冗談を交えて楽しんで学習に取り組んで頂いております。
その中のお一人、I様の実例をご紹介させて頂きます。
I様は、幼少期に学ぶ機会が多くありませんでした。そのため、ケアプラスで「勉強がしたい」との思いが強く、学習療法を開始しました。
開始当初から意欲は非常に高く、徐々にペースが上がってまいりました。職員との交流も楽しみな様子で、ご自分から「今日の勉強はまだですか?」とお声掛けをして下さいます。今では、「物忘れの防止」や「意欲低下防止」もご本人様の目的となっているようです。
このI様、ご利用から3年弱・・・今ではカラオケを歌って楽しまれる程に文字をすらすら読む事ができ、集中力も以前より増したとの事です。
この他にも様々な理由から学習療法へ取り組まれている方が大勢いらっしゃいます。
ぜひ興味を持たれた方はお近くのスタッフまでお声かけください。丁寧なご説明を行わせて頂きます。
ケアプラス大洲で、「頭すっきり」過ごしてみませんか??