みなさま、こんにちは。
ケアプラス大洲 理学療法士の若松です。台風が近づいており変わりやすい天気が続いていますね。大洲はよく霧が出ており、幻想的な雰囲気になっております。
今回はケアプラス大洲で実施している歩行練習についてご紹介させて頂きたいと思います。
まず、みなさまは「トレッドミル」という機械をご存じでしょうか?よく「ルームランナー」などといった呼び名でも知られています。室内で動くベルトの上を歩いたり、ジムなどでは走ったりする人をよく見かけるこの機械のことです。
ケアプラス大洲にも1台トレッドミルが設置されております。
でもみなさま、ジムなどとは違い、トレッドミルの上方よりなにかぶら下がっているのが見えますでしょうか?これは、スリングといい、ここにハーネスという装具の一種をつりさげることができるようになっています。
一見、大げさに見えるこのハーネスですが、リハビリにおいて非常に重要な役割をしてくれます!
それは、歩行練習時の転倒予防です!
転倒予防のために実施するリハビリで転倒してしまっては元も子もありません。
右側の手足が思ったように動かせず、歩行をはじめとした動作への不安感の強いH様。リハビリをもっとしたい!動けるようになりたい!とケアプラスを選んでくださいました。利用開始当初と比べると、かなり歩行も安定してきたとはいえ、まだ恐怖心も強く残っておられます。モチベーションも高く、平行棒が空いているのを見つけては「歩いていい?」と積極的にリハビリを実施しておられます。
そこで、今月より通常の平行棒内歩行訓練にプラスして、ハーネスを装着しトレッドミルでの歩行練習も開始いたしました。
実施後のH様は「かなり歩きやすくなった」「こける心配もないから安心」ととても満足された様子でした。実際に、施設内は手つなぎでの歩行介助を行っていますが、歩行練習直後の介助量はかなり軽減されており、動かしにくい右足の振り出しもしっかり行えていました。
ハーネス使用でのトレッドミル歩行では転倒の心配はないとはいえ、もちろんリハビリスタッフがすぐそばで付き添い、適宜アドバイスをさせていただいております。ケアプラス大洲ではより快適な生活を送って頂けるように、リハビリスタッフよりご利用者さまの活動レベルに合わせた適切なリハビリプランの立案をさせて頂いております。体験利用の方も随時受け付けしておりますので、いつでもご連絡ください。心よりお待ちしております。